レポートは、基本的に設計時と出力時でレイアウトが同一なります。出力するデータによって各コントロールの位置や大きさが変化することはありません。このようなレポートのデザイン方式は、大きさが必ず固定される紙への出力を想定したレポート作成に非常に適しています。たとえば、見積書や売上伝票といったものが該当します。
1つのレポート内に複数のページレイアウトを定義することができ、拡張領域の定義によりTableの行が繰り返される領域を制御できます。動的にレイアウトが変更されることがないため、イメージした出力結果通りのレポートのレイアウトが簡単に行えます。
既定では1つのページがあります。右下にある[]ボタンをクリックすることで、新しいページを最後のページとして追加します。
デザイン領域の左下にある[ページ1]などのタブをクリックすることで、ページを切り替えます。また、それは[ページ]を選択する操作にもなります。[ページ]を選択した状態の場合、メニューバーで[レポート]をクリックすることで、ドロップダウンメニューから以下の操作が可能となります。
Table、Tablix、Listなどのデータに応じて行や項目の出力が繰り返されるレポートコントロールの場合、どこまで繰り返し出力が行われるのかを定義する拡張領域を定義できます。
3つあるコントロールアンカーポイントのどれかをドラッグ&ドロップすることで拡張領域を調整できます。プレビュー表示などのレポートの出力を行っても、コンポーネントは設定した領域内だけでデータの拡張を行うため、ページのレイアウトには影響を及ぼしません。