TXTファイルやCSVファイルなどテキスト形式ファイルのデータをインポートして内部データベース上にテーブルを作成します。また、すでに存在している内部データベースのテーブルに、データを追加することもできます。
テキストファイルを用意します。
カンマ区切りのファイルだけでなく、タブ区切りのファイルもインポート可能です。
[データ]リボンタブの[テキストファイルからテーブル]ボタンをクリックします。
[参照...]ボタンをクリックしてインポートするファイルを指定し、[現在のデータベースの新しいテーブルにソースデータをインポートする]が選択されていることを確認し、[OK]ボタンをクリックします。
次のどちらかのオプションを選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
シート全体を選択するか、もしくは指定した選択範囲のみをインポートするかのどちらかを選択できます。
現在表示されているシートをインポート |
表示されているシート全体をインポートします。 |
現在表示されているシートの選択中の範囲のみをインポート |
表示されているシートでインポートする範囲を指定します。 |
[オプション...]をクリックすると、下の図のダイアログが表示され、いくつかのオプション設定をおこなうことができます。
オプション設定 |
説明 |
行の区切り記号 |
選択肢として、「¥r¥n」、「¥r」、「¥n」、「¥t」の4つが用意されています。「¥r¥n」はWindowsの改行文字として使用されるCR+LF、「¥r」はCR、「¥n」はUnix系OS全般やmacOSの改行文字として使用されるLF、「¥t」はタブ文字を表します。既定値は「¥r¥n」です。任意の文字を設定することも可能です。 |
フィールド区切り記号 |
選択肢は[行の区切り記号]と同様ですが、既定値として「,」(カンマ)が設定されています。任意の文字を設定することも可能です。 |
文字列の引用符 |
選択肢として「"」(ダブルクォーテーション)と「'」(シングルクォーテーション)が用意されています。既定値は「"」です。任意の文字を設定することも可能です。 |
文字コード |
インポートするテキストファイルの文字コードを設定します。 |
先頭行のデータをフィールド名として使用するかどうかを選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
テキストファイルの1行目のデータをテーブルのフィールド名として使用する場合は[先頭行をフィールド名として使う]チェックオプションをチェックします。フィールド名は、次のステップで任意の名前に変更可能です。
インポートするフィールドのデータ型の指定、およびインポートしない列の選択を行い[次へ]ボタンをクリックします。
インポートデータを基に推測されたデータ型が設定された状態になっていますが、任意のデータ型を指定できます。インポートしたくない列は、[このフィールドをインポートしない]チェックオプションをチェックします。また、フィールド名を変更したい場合には、[フィールド名]テキストボックスの値を修正します。
インポート元のテキストファイルにファイル名が格納されている場合、画像ファイルの場合には画像型、それ以外のファイルの場合には添付ファイル型のフィールドとしてインポートすることが可能です。その場合、[データ型]に「画像」、もしくは「添付ファイル」を選択し、実際のファイルが保存されているフォルダーを[フォルダーパス]で指定します。
なお、すでに存在している内部データベースのテーブルにテキストファイルのデータを追加する場合、画像型、および添付ファイル型フィールドはサポートしていません。実際にデータをインポートしても、それらのファイルは格納されず、ファイル名だけがインポートされます。
画像型フィールドへインポートする場合のルール
画像型フィールドに格納できるファイルは1つだけです。
インポート対象となる画像ファイルの拡張子
.art, .bmp, .cmx, .cod, .dib, .gif, .ico, .ief, .jfif, .jpe, .jpeg, .jpg, .pbm, .pgm, .png, .pnm, .pnz, .ppm, .ras, .rf, .rgb, .tif, .tiff, .wbmp, .xbm, .xpm, .xwd
ファイル名の指定
例)「picture1.jpg」
例)「folder1\picture1.jpg」
添付型フィールドへインポートする場合のルール
添付ファイル型フィールドには複数のファイルを格納できます。
ファイル名の指定
例)「document1.docx」
例)「folder1\document1.docx」
フォルダーの指定
フォルダー内に存在するすべてのファイルがインポートされます。
例)「document1.docx」
「|」を使用して、ファイル名を区切ります。
例)「picture1.jpg|picture2.jpg」
「|」を使用して、フォルダー名を区切ります。
例)「folder1|folder2」
参考:
ファイル名が重複しないための一意となるGUIDが、ファイル名の先頭に自動的に付加されます。
同じファイル名が複数の行に存在していた場合、ファイルはコピーされてそれぞれのレコードに別のファイルとして格納されます。
ファイル名やフォルダー名に誤りがある、もしくは指定する書式に誤りがあるような場合、エラーと判断されインポート処理は行われません。
フォルダーを指定した場合に、そのフォルダーにファイルが存在しない場合には添付ファイル型フィールドの値には何も格納されず、エラーとは判断されません。
フォルダーを指定した場合に、そのフォルダーに隠しファイルが存在していた場合、それらのファイルも添付ファイル型フィールドに格納されます。
インポート先のテーブル名を指定して[完了]をクリックします。
指定したテーブルにテキストデータがインポートされます。
既存テーブルへデータをインポートする場合、インポート元のテキストデータの先頭行が、インポート先のテーブルのフィールド名と一致している必要があります。
インポートするテキストファイルを用意します。
[データ]リボンタブから[テキストファイルからテーブル]ボタンをクリックします。
[参照...]ボタンをクリックしてインポートするファイルを指定します。
[レコードのコピーを次のテーブルに追加する]を選択し、データを追加したいテーブルを選択して[OK]ボタンをクリックします。
次のどちらかのオプションを選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
シート全体を選択するか、もしくは指定した選択範囲のみをインポートするかのどちらかを選択できます。[オプション]ボタンの設定については、本ページの「テーブルの新規作成」部分を参照してください。
現在表示されているシートをインポート |
表示されているシート全体をインポートします。 |
現在表示されているシートの選択中の範囲のみをインポート |
表示されているシートでインポートする範囲を指定します。 |
先頭行のデータがヘッダーに表示されており、それらがインポート先のテーブルのフィールド名と一致していることを確認して[次へ]ボタンをクリックします。
[インポート先のテーブル]に最初に指定した対象テーブルが表示されていることを確認し、[完了]ボタンをクリックします。
指定したテーブルにテキストデータが追加されます。