プリインストールプラグインです。
コマンドに「CSVインポート/エクスポート」が指定できるようになり、CSVファイル(カンマで区切られたテキスト形式)からデータをリストビューにインポートしたり、リストビューからCSVファイルにエクスポートしたりすることができます。
テーブルではなくリストビューに対するコマンドです。リストビューに対してデータをインポートしたり、表示されているリストビューからエクスポートしたりすることができます。
※利用しているバージョンによって対応するプラグインが異なります。以下より該当するバージョンをお選びください。
Forguncy Builder / Forguncy Serverのバージョン | プラグイン |
10.0.10.0以降の10.x.x.x |
テーブルを1つ作成します。
ページにリストビューを配置して、テーブルとデータ連結させておきます。コマンド設定するために、そのページにボタン型セルを配置します。
2で配置したボタン型セルを選択し、右ペインの[セル型]タブの「コマンド...」をクリックして[CSVインポート/エクスポート]コマンドを設定します。
処理の種類 |
インポート インポートを選択すると、次の図のように[ヘッダー名で列の関連付けを定義する]チェックボックスが表示されます。 チェックした場合、CSVファイルの先頭行をヘッダーとみなして、リストビューの該当セルにインポートできます。 チェックしない場合、CSVファイルのカンマ区切りごとに1から始まる連番をインデックスとして指定して、リストビューの該当セルにインポートできます。 エクスポート エクスポートを選択すると、以下の図のように「ヘッダー名もエクスポートする」チェックボックスが表示されます。 チェックした場合、リストビューのヘッダーがCSVの先頭行のデータとしてエクスポートされます。 チェックしない場合、データのみがエクスポートされます。 | |
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対象リストビュー |
インポートやエクスポートの対象となるリストビューを選択します。 | |
インポートモード |
インポートの方式を次の3種類から指定します。
既定値は「追加」です。 注意: 「マージ」と「置き換え」はリストビューに表示されている値に対して行われることにご注意ください。 | |
その他の設定 |
文字コード |
インポートするテキストファイルの文字コードを設定します。本設定は[処理の種類]が「インポート」の場合にのみ設定可能です。本設定項目に何も指定しなかった場合(空文字を設定した場合)、使用される文字コードは「UTF-8」です。また、[処理の種類]が「エクスポート」の場合も、出力されるCSVファイルの文字コードは常に「UTF-8」となります。 選択肢としてドロップダウンリストに表示されている文字コード以外にも、使用しているWebブラウザーがサポートしている文字コードであれば使用可能です。その場合に指定する文字コードの名称は、World Wide Web Consortium(ワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアム)が標準策定を行っているEncodingの名称を参照してください。 |
フィールド区切り記号 |
選択肢として、「,」、「¥t」、「|」、「;」の4つが用意されています。「¥t」はタブ文字を表します。選択肢以外の任意の文字を設定することも可能です。フィールド区切り記号として不正な文字が設定された場合、Forguncyは自動的に「,」を区切り記号として使用します。既定値は「,」です。 | |
行の区切り記号 |
選択肢として、「¥r¥n」、「¥r」、「¥n」の3つが用意されています。「¥r¥n」はWindowsの改行文字として使用されるCR+LF、「¥r」はCR、「¥n」はUnix系OS全般やmacOSの改行文字として使用されるLFを表します。選択肢以外の任意の文字を設定することも可能です。 行の区切り記号が設定されていない(空文字)場合、インポート処理では自動的に行の区切り文字を判別する動作となり、エクスポート処理では「¥r¥n」が出力されます。 行の区切り記号として不正な文字が設定された場合、インポート処理では「¥n」が使用され、エクスポート処理では「¥r¥n」が使用されます。 既定値は空文字です。 | |
文字列の引用符 |
文字列の引用符を変更することで、任意の文字列を値の開始と終了として識別できます。 既定値は「"」(ダブルクォーテーション)です。「$ ( ) * + . [ ? \ ^ { | . 」は指定できません。
ヒント:
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ファイル名 |
「エクスポート」の場合にのみ設定可能です。
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フイルの拡張子 |
インポートするファイル、またはエクスポートされるファイルの拡張子を指定します。既定値は「csv」です。 | |
列の関連付け定義 |
列の関連付け定義を追加 |
クリックすると、インポート/エクスポートの列の定義を、リストの末尾に1行追加します。 |
列の関連付け定義を削除 |
クリックすると、フォーカスのある列の定義を削除します。 | |
1つ上へ移動 |
定義した列の順番を上へ移動します。 | |
1つ下へ移動 |
定義した列の順番を下へ移動します。 | |
リストビューの列(セル参照) |
インポート先/エクスポート元のリストビューの列を指定します。 | |
CSVのヘッダー名 |
インポート元/エクスポート先のCSVファイルのヘッダー名を指定します。 | |
一意となる列 |
インポートモードが「マージ」、または「置き換え」の場合にのみ表示される設定です。チェックした列が一致しているデータ(行)をCSVインポート時に同一のデータと判断して、マージや置き換え処理を行います。日付/時刻型フィールド、および時刻型フィールドは[一意となる列]をサポートしていません。 [一意となる列]で指定した列の値が一意になっていなかった場合、エラーメッセージが表示されインポート処理はロールバックされます。 | |
インポート完了時にメッセージを表示する。 |
インポート処理が成功し、完了した際にメッセージを表示します。メッセージの内容は変更できます。 既定値は無効です。 |
[処理の種類]がインポートの場合には、本コマンドの後に[リストビューの操作]コマンドを設定し、「リストビューの更新確定」によりデータベースへのインポートデータの反映を行います。
実行してボタンをクリックします。
3で設定した内容でインポートやエクスポートが行われることを確認できます。
参考:
IDフィールドは各テーブルに自動的に作成され、レコードが書き込まれるタイミングで一意の連番が自動的に振られます。このためIDの値をインポートして画面に表示しても、実際にレコードが書き換わるタイミングで一意の番号が自動的に降られます。
ここでのインポートはリストビューの表示上のみにインポートされているだけであって、実際のテーブルにはまだ書き込まれていません。テーブルに書き込むには、以下の図のようにリストビューの更新処理を許可するようにチェックしておく必要があります。こうすることで、フォーカス行の移動によってレコードが確定したタイミングや、[リストビューの操作]コマンドで「リストビューの更新確定」を行うことで書き込みできます。
リストビューにページング機能がある場合、リストビューのデータをCSVにエクスポートすると、表示されているページのデータのみがエクスポートされます。
「ロードオンデマンド」がオンの場合、リストビューに読み込まれたレコード数分の行だけがCSVファイルにエクスポートされます。
リストビューにコンボボックスのセル型があり、コンボボックスの項目の検証が必要な場合は、インポート時にデータの検証が行われます。不正な値の場合にエラーメッセージが表示されます。不正な値や無効な値の場合、インポートされたすべてのデータがロールバックされます。
インポートするCSVファイルの最後に空の行があってもインポートされません。
注意:
以下のようなコマンドを作成した場合、インポートダイアログが表示されない、コマンドが実行されないなど、正常に動作しない可能性があります。これはWebブラウザー側の仕様による制限です。そのコマンド群を実行する起点となったユーザー操作からおよそ10秒以上の時間が経過している場合に発生します。