Table、Tablix、Listなどのデータ領域やコントロールは、連結しているデータに応じて、定義したその領域には収まらない場合があります。通常、あふれた(オーバーフローした)データは繰り返されて出力されたそのページの同じ領域に出力されます。
上記のデータを次のレイアウトのページに出力した場合を例に説明します。
この場合、Tableデータ領域がデータがオーバーフローする可能性のある領域となります。
今回の場合、出力時の1ページ目には4件目までのデータしか収まらないため、オーバフローした5件目のデータは、同じレイアウトのページが繰り返し出力され、そのテーブルデータ領域の1件目のデータとして出力されます。
このようなレイアウト以外に、次のようなレイアウトパターンが考えられます。
同じページ内の別の領域にオーバーフローしたデータを表示(たとえば、縦2列でデータを表示させたい)
異なるレイアウトのページを作成し、そこにある指定した領域にオーバーフローしたデータを表示(たとえば、1ページには題目があるが2ページ目以降には題目がないレイアウトにしたい)
このような場合にOverflowPlaceHolderコントロールを使用してオーバーフローしたデータを表示する領域を定義します。OverflowPlaceHolderコントロールの使用方法については、単一のページでデータのオーバーフロー、および複数のページでデータのオーバーフローを参照してください。