レポートではレイヤー機能が提供されており、各レポートアイテムはいずれかのレイヤーに属することができます。なお、既定では「default」というレイヤーが存在し、配置したレポートアイテムには自動的にこの「default」レイヤーが設定されます。
レイヤー単位でプレビューに含めるかどうかや印刷に含めるかどうかを設定できるため、あらかじめ枠が印刷された定形用紙に印刷するなどの場合に使用できます。
[レイヤー]プロパティを表示するには、画面右下の[プロパティモード]を「詳細プロパティを表示」に設定する必要があることに注意してください。
レイヤーの名前を「バックグラウンド」に設定します。ここで追加したレイヤーは、各レポートアイテムの[レイヤー名]プロパティのドロップダウンリストに表示されます。
レイヤーの右側にある アイコンをクリックしてレイヤーのプロパティを設定します。
[印刷]プロパティを「いいえ」に設定します。これにより、「バックグラウンド」レイヤーに属しているレポートアイテムは印刷に含まれなくなります。
今回の例では、枠線などの印刷されない部分は単一の画像として配置しています。
今回の例では、TextBoxコントロールを追加してデータ連結を設定してデータ部分を出力するようにしています。
カテゴリ | プロパティ名 | 説明 |
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ロック | レイヤーに配置されたコントロールをロック、またはロック解除します。ロックされたレイヤーに配置されたコントロールは削除やキーボードまたはマウスによる移動、サイズ変更はできません。ロックしたレイヤーを削除することは可能です。 | |
表示 | レイヤーに配置されたコントロールがデザイナに表示されるかどうかを指定します。 | |
フィールドセレクタの表示 | コントロールのフィールドセレクタ()の表示/非表示を設定します。 | |
透過 | レイヤー上のコントロールの透明度を0%から100%の値で設定します。100%に設定されたレイヤーはデザイナ上で見えなくなります。 | |
出力デバイス | すべて | レイヤーはどのターゲットデバイスにも表示されません。 |
画面に表示 | レイヤーはビューワに表示されます。 | |
印刷 | レイヤーは印刷時に表示されます。 | |
エクスポート | レイヤーはエクスポート時に表示されます。 |