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    変数の設定
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    [変数の設定]コマンドを使用することで、数式を使用して変数を作成したり、データベースから取得したデータを変数として作成することができます。

    定義した変数は、後続のコマンド内で使用できます。

    注意:コマンドの呼び出し元のページに存在するセル名と定義した変数名が重複している場合、セル名が優先されて参照されます。Forguncy Builderはこの名前の重複を検知できません。そのため、名前の重複が起こらないように、変数名には「v現在の在庫数」のように接頭辞を付けるなどのルールを適用することをおすすめします。

    プロパティ

    説明

    変数名

    変数の名前を設定します。

    変数値

    「値、または数式」か「データベースのテーブルを参照」のどちらかを選択できます。

    「値、または数式」の場合、固定値、もしくは数式を使用して変数を作成します。数式では定義済みの変数を参照することもできます。

    「データベースのテーブルを参照」の場合、データベースから取得したデータを変数として定義できます。以下のプロパティ設定により、パラメータとするデータを設定します。

    対象テーブル

    [変数値]を「データベースのテーブルを参照」に設定した場合に、取得元のテーブルを選択します。

    [選択]タブ

    次の4つのからパラメータとして取得するデータの形式を選択します。

    • 単一のフィールド

      • [対象のフィールド]を選択し、[クエリー]タブ、もしくは[先頭レコード]タブの設定で対象が1レコードとなるように設定します。 

    • 単一レコード

      • フィールドと変数名の定義を行い、対象のフィールドのみを含む単一のレコードを値とする変数を作成します。[クエリー]タブ、もしくは[先頭レコード]タブの設定で対象が1レコードとなるように設定します。

        [フィールドの追加]ボタンのドロップダウンを展開し、[全てのフィールドを追加]を選択することで、すべてのフィールドを追加できます。

    • 複数レコード

      • フィールドと変数名の定義を行い、対象のフィールドのみを含む複数のレコードを値とする変数を作成します。必要に応じて[クエリー]タブ、もしくは[先頭レコード]タブの設定で対象レコードを特定のレコードに限定できます。

        複数レコードを変数に設定した場合、「変数の設定」以降のコマンドでは、変数リストに変数「test」と要素の数を返す「test.Count」が表示されます。

        ヒント:

        複数レコードを値に持つ変数は配列データとして「繰り返し」コマンドを使用して変数に設定された値を取得することができます。
        また、取得したい値が含まれる配列の番号が確定している場合、インデックスを使ってを直接して値を取得できます。配列のインデックスは0番目から開始されます。0番目の要素を取得する場合は、後続のコマンドでtest.0のように指定します。

    • レコード数

      • 対象テーブルのレコード数を値とする変数を作成します。[クエリー]タブでレコードの絞り込みを行った場合、それに応じたレコード数が値となります。

    [クエリー]タブ

    クエリー条件を設定し、対象テーブルのレコードの絞り込みを行います。[値]には数式が使用できるため、他の変数を参照して条件値を指定することもできます。

    クエリー条件の設定方法は、[クエリー]コマンドの「クエリーの条件設定」を参照してください。

    [先頭レコード]タブ

    [取得する先頭レコードの数]を指定して、対象のレコードを絞ります。[スキップする先頭レコード数]に何も指定しなかった場合、1レコード目からを[取得する先頭レコードの数]に指定した数だけのレコードを取得します。たとえば、[スキップする先頭レコード数]に「2」を指定した場合、3レコード目からデータを取得します。数式が使用できるため、他の変数を参照してレコード数を指定することもできます。

    [並べ替え]タブ

    並べ替え条件を指定し、複数レコードのレコード順序を変更します。

    その他

    キャッシュを有効にする
    キャッシュを有効にした場合、クエリー結果はキャッシュが失効するまでサーバーのメモリ上に保存されます。キャッシュが保持されている間はキャッシュから直接データを取得するため、データベースへのアクセス負荷を軽減しパフォーマンスの向上を期待できます。テーブルに対するデータの更新頻度が低く、また一方で更新時の処理時間の増加を許容できる場合は、有効にすることをお勧めします。キャッシュの保持期間の既定値は20秒です。

    注意:権限やクエリ条件の設定により、ログインしているユーザーによってデータベースから返される結果が異なる場合には、本設定を有効にしないでください。