モジュールの状態と手動チェックアウト

このトピックで

モジュール

チーム開発プロジェクトは、チェックアウト・チェックインが可能な最小単位であるモジュールで構成されています。基本的に各モジュールは独立していますが、行う変更が複数のモジュールに影響する場合、それらのモジュールは自動的にすべてチェックアウトされます。

［チーム開発］リボンタブ - ［モジュール］ボタンをクリックし、［モジュール］ダイアログを開きます。
［モジュール］ダイアログでは、すべてのモジュールとその状態の一覧が表示され、誰がいつモジュールをチェックアウト、および変更したかを確認できます。

モジュール	説明
データベース	内部データベースの場合、データベース全体がモジュールの単位となっており、テーブルを個別にチェックアウトすることはできません。テーブルを追加したり、既存のテーブルに変更を加えると、データベースモジュールがチェックアウトされ、他の開発者はデータベースに対して変更を行うことはできません。外部データベースの場合、テーブルがモジュール単位となっており、テーブルを個別にチェックアウトすることが可能です。
ページ	このモジュールでは、各ページを個別にチェックアウトでき、ページの間は相互に影響しません。
マスターページ	マスターページモジュールは、各ページごとに個別にチェックアウトできます。ページの順序、フォルダーの順序は管理対象に含まれません。
サーバーサイドコマンド	このモジュールでは、各サーバーサイドコマンドを個別にチェックアウトでき、サーバーサイドコマンドの間は相互に影響しません。
スケジュールタスク	このモジュールでは、スケジュールタスクを個別にチェックアウトでき、スケジュールタスクの間は相互に影響しません。
レポート	このモジュールでは、各レポートを個別にチェックアウトでき、レポートの間は相互に影響しません。
アプリケーション設定	［ファイル］リボンタブ -［オプション］-［アプリケーション設定］の各項目を変更する場合、アプリケーション設定モジュールがチェックアウトされます。モジュールの単位はアプリケーション設定全体であり、各項目ごとにチェックアウトすることはできません。なお、［スタートページ］は［アプリケーション設定］モジュールに含まれる設定ですが、Forguncy Builderは常にローカル環境の［スタートページ］を採用するため、チーム開発上の設定値は無視されます。そのため、［スタートページ］を変更しようとしても自動チェックアウトは行われません。ただし、［変更履歴の表示］ダイアログの［このバージョンをForguncyファイルとして保存］機能を使用してファイルに保存した場合、［スタートページ］はチーム開発上の設定値が採用されることに注意してください。また、［開発用Webサーバーのポート番号］はチーム開発の管理対象外項目です。
テーマ	ユーザーがテーマの色や新しいセルスタイルなど、テーマに関連する要素を変更する場合、テーマモジュールがチェックアウトされます。モジュールの単位はテーマ全体であり、各スタイルごとにチェックアウトすることはできません。
インポート画像	［画像の選択］ダイアログにおいて画像をインポートする場合、インポート画像モジュールがチェックアウトされます。誰かがインポート画像をチェックアウトしている場合、他の開発者は［画像の選択］ダイアログにおいて画像をインポートすることはできません。
ユーザーアカウント	[ユーザー認証]リボンタブ -[開発時ユーザーアカウント管理]ボタンをクリックすると、ユーザーアカウントモジュールがチェックアウトされます。メールサーバーの設定はチーム開発の管理対象外です。
カスタムライブラリ	JavaScript、CSS、およびカスタムWeb APIのDLLファイルをアップロードすると、カスタムライブラリモジュールがチェックアウトされます。JavaScriptファイルやCSSファイルなどを個別にチェックアウトすることはできません。
再利用コマンド	再利用コマンドを作成、もしくは変更しようとすると、再利用コマンドモジュールがチェックアウトされます。個別の再利用コマンドごとにチェックアウトすることはできません。
GeoJSONファイル	マップグラフにおいて、JSONファイルの配置フォルダーを開く際に、GeoJSONファイルモジュールがチェックアウトされます。
外部データベース接続情報	外部データベース接続管理は全体で一つのモジュールです。接続情報の追加、更新、および削除は、このモジュールをチェックアウトする必要があります。一人のユーザーがチェックアウトしたら、他のユーザーはこのモジュールをチェックアウトできません。
アップロードファイル	アップロードファイルは全体で一つのモジュールです。一人のユーザーがチェックアウトしたら、他のユーザーはこのモジュールをチェックアウトできません。
発行の設定	発行の設定は全体で一つのモジュールです。一人のユーザーがチェックアウトしたら、他のユーザーはこのモジュールをチェックアウトできません。
プラグイン	プラグインは全体で一つのモジュールです。一人のユーザーがチェックアウトしたら、他のユーザーはこのモジュールをチェックアウトできません。
発行プロファイルの管理	発行プロファイルの管理は全体で一つのモジュールです。一人のユーザーがチェックアウトしたら、他のユーザーはこのモジュールをチェックアウトできません。

手動チェックアウト

通常、チーム開発プロジェクトにおいて何かを追加、変更しようとした場合、その操作の対象となるモジュールが自動的にチェックアウトされます。しかし、たとえばあらかじめ行う作業が決まっている場合など、あらかじめ手動でチェックアウトしておくことでほかの開発者がチェックアウトしてしまうことを防ぐことができます。

［チーム開発］リボンタブ - ［モジュール］ボタンをクリックし、［モジュール］ダイアログを開きます。
［モジュール］ダイアログでチェックアウトしたいモジュールの［チェックアウト］ハイパーリンクをクリックし、［必要なチェックアウトモジュール］ダイアログにて［OK］ボタンをクリックします。

もしくは、「データベース」、「ページ」、「マスターページ」の場合には、［ナビゲーションウィンドウ］の一覧から対象のモジュールを右クリックして、コンテキストメニューから［チェックアウト］をクリックすることでも手動チェックアウトが可能です。