Tablixデータ領域は、行グループと列グループを用いてマトリックス形式のデータを出力する際に使用します。行方向と列方向の両方に対して動的にデータを出力できます。

Tablixデータ領域の追加

ツールボックスから［Tablix］をデザイン領域にドラッグ＆ドロップ、もしくはクリックして追加します。

データセットがすでにレポートに存在している場合、Tablixデータ領域を追加した時点でTablixウィザードが表示されます。ウィザードの詳細については、Tablixウィザードを参照してください。

Tablixウィザードで設定を進めていくこともできますが、Tablixウィザードの右下にある［キャンセル］ボタンをクリックして、空白のTablixの状態から設定を行うことも可能です。具体的な方法については、以降の章で説明します。

Tablixデータ領域の各領域

Tablixウィザードをキャンセルした場合は、空白のTablixデータ領域が配置された状態となります。既定では、2つの行と2つの列で構成されている4つのセルが表示され、各セルにはTextBoxコントロールが設定された状態となっています。

次の図のように、これらの4つのセルはそれぞれコーナー領域、列グループ領域、行グループ領域、および値領域を表します。

• コーナー領域

   基本的には、タイトルなどの固定的な情報を表示するために使用されます。データセットのフィールドを連結することも可能ですが、データに応じてコーナー領域が拡張されることはありません。

• 行／列のグループセル（Tablixウィザードの「行グループ」と「列グループ」に対応）

  行グループのフィールド、および列グループのフィールドと連結するために使用します。レポートを生成する時に、データセットのグループフィールドのデータにしたがって領域が拡張されます。  

  次の図は、行のグループセルに都道府県のフィールドを、列のグループセルにカテゴリのフィールドを設定した場合の結果を示したものです。

  

• 値領域（Tablixウィザードの「値」に対応）

  値を連結し、通常は関数を用いて集計します。関数を用いて集計しない場合、最初のレコードの値が出力されます。