作成したForguncyプロジェクトとその発行先であるForguncy Serverは、下の図のような構成になっています。
プロジェクトを保存するFGCS/FGCPファイルには、ページとテーブルが保存されています。開発時のテストで使用するユーザーアカウント情報も保存されていますが、Forguncy Serverではユーザーアカウントの作成にライセンス登録が必要であるため、ユーザーアカウント情報がForguncy Serverへ発行されることはありません。なお、ロール情報をForguncy Serverへ発行することは可能です。
プロジェクトを発行する際、ページのみを発行するかページとテーブルの両方を発行するかをオプション設定で選択できます。テーブルのみを発行することはできません。テーブルはテーブルの構造だけでなくデータも含めて発行されます。
Forguncy Serverには複数のForguncyアプリケーションを配置できます。それに対して、ユーザー管理サービスは1つのForguncy Serverに対して1つ存在します。Forguncy Serverのユーザー管理サービス上で作成したユーザーアカウントは、配置されている複数のアプリケーションで共通して使用できます。
Forguncy Serverのメジャーバージョン(バージョン番号の左から1番目の数字)がForguncy
Builderのバージョンと同一である場合に限り、Forguncy
Serverのマイナーバージョン(バージョン番号の左から2番目以降の数字)がForguncy
Builderのマイナーバージョンと同一、もしくは高いバージョンの場合にアプリケーションの発行が可能です。たとえば、Forguncy Builder
2.0.0.0からForguncy Server 2.2.3.0への発行は可能ですが、Forguncy Builder 2.2.3.0からForguncy
Server 3.0.5.0への発行はできません。
バージョン2の場合、左から2番目のバージョン番号が増えているバージョンは、不具合の修正だけでなく新機能を含むマイナーアップデートです。バージョン3の場合、左か3番目のバージョン番号の百の位の値が増えている場合(たとえば3.0.8.0から3.0.105.0となっている場合)は、不具合の修正だけでなく新機能を含むマイナーアップデートです。このような場合、古いマイナーバージョンのForguncy Builderから新しいマイナーバージョンのForguncy Serverへの発行は可能ですが、互換性問題が発生する可能性が高いため、推奨しません。
Forguncy Builderで作成したアプリケーションを、Forguncy Server単独で配置することができます。
Forguncy Builderで、プロジェクト(FGCS/FGCPファイル)から「パッケージファイル(FGCPBSファイル)」を作成してサーバーにコピーします。 Forguncy Serverで、FGCPBSファイルを配置します。