同時接続情報を表示する

Forguncy 4では、Forguncy Serverに同時に接続する数の「同時接続ライセンス」が必要になります。
Forguncy 3で運用中のアプリケーションをForguncy 4にアップグレードする際に必要となる同時接続数の参考値として、稼働中のForguncy Serverのアクセス状況を表示して確認できます。

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本機能は、Forguncy 3.0.114.0以降に追加されている機能です。

同時接続情報を表示して同時接続数を確認する

既定では表示されません。同時接続情報を表示して同時接続数を確認できるようにするには、次の手順に従い操作を行ってください。

1 Forguncy Serverをインストールしたフォルダにある「Forguncy.UserService2」フォルダ内に「ShowConcurrentLog.txt」という名称のファイルを配置します。

Forguncyは、ShowConcurrentLog.txtという名前のファイルが存在するかどうかのみを確認します。ファイルの中身は空(0 KB)で問題ありません。
通常、Program Files内にファイルを配置する場合、管理者権限が必要です。
例:"C:\Program Files (x86)\ForguncyServer\Forguncy.UserService2\ShowConcurrentLog.txt"

以下のリンクからZIPファイルをダウンロードし、「ShowConcurrentLog.txt」ファイルを入手することもできます。

ShowConcurrentLog.zip

2 バージョン3.0.114.0以降のForguncy Builderを使用して、アプリケーションを再発行します。

データベース部分の再発行は不要です。

3 Forguncyサーバーマネージャーで「ユーザーアカウント管理」にログインします。

ユーザーアカウント管理へのログイン を参照してください。もし、すでに「ユーザーアカウント管理」にログインしている場合には、ページを再読み込みしてください。

4 「ユーザーアカウント管理」で「同時接続数の管理」が表示されます。

ユーザーアカウント管理画面の左下の「同時接続の管理」をクリックすると、現在Forguncy Serverに接続している(Forguncyアプリケーションを使用している)ユーザーの情報が一覧表示されます。

ユーザー名

Forguncy Serverに接続している(Forguncyアプリケーションを使用している) ユーザーのユーザー名が表示されます。ログインしていない場合には「匿名」と表示されます。

IPアドレス

Forguncy Serverに接続している(Forguncyアプリケーションを使用している) クライアントのIPアドレスが表示されます。

初回アクセス日時

ユーザーが最初にForguncy Serverに接続した(いずれかのForguncyアプリケーションを使用した)日時が表示されます。

最終切断日時

通常は「アクセス中」と表示されます。ユーザーが利用しているWebブラウザー上のForguncyアプリケーションを表示しているすべてのページを閉じてから1分後から5分後までは、閉じた日時が表示されます。5分後にはそのユーザーはリストに表示されなくなります。

 

5 「アクセスログの表示」をクリックし、過去の履歴から同時接続数を確認します。

「同時接続の管理」画面にある「アクセスログの表示」をクリックすると、以下の画面が表示され過去のアクセスログを確認できます。

・ [テーブル表示]タブをクリックした場合

過去7日間までの同時接続数の変更に関わる操作記録を、一覧表示で確認できます。既定は[過去 1 日間]です。

 

・[グラフ表示]タブをクリックした場合

過去7日間までの同時接続数の変化を、グラフ表示で確認できます。既定は[過去 1 日間]です。

 

ユーザー名

[操作]列に記載されている操作を行ったユーザーのユーザー名が表示されます。ログインしていない場合には「匿名ユーザー」と表示されます。

日時

[操作]列に記載されている操作が行われた日時が表示されます。

同時接続数

その操作時点の同時接続数が表示されます。

IPアドレス

[操作]列に記載されている操作を行ったクライアントのIPアドレスが表示されます。

操作

記録された操作が表示されます。操作の種類は、「接続」、「自動切断」、「切断」、「強制切断」、「強制切断により拒否」、「接続数不足により拒否」があります。

表示されるアクセスログはログインするユーザー単位で記録が行われます。そのため、たとえばログインしていない状態からユーザー「Hanako」でログインした場合、匿名ユーザーとして「切断」が記録され、その後すぐに「Hanako」で「接続」が記録されます。ユーザーがForguncyを使用しているアプリケーションを閉じる、またはコンピューターをスリープ状態とするなどして一定期間経過した場合には、「切断」ではなく「自動切断」として記録されます。

 

自動切断のタイムアウト値の設定

「タイムアウト値の設定」をクリックすると以下の画面が表示され、クライアント側で操作が行われなかった際に自動的に切断するまでの時間を指定できます。

チェックボックスにチェックすると、タイムアウト値を設定できるようになります。
 

ログファイルによる確認

CSVファイル形式のログファイルで、同時接続数の推移や接続数不足の発生頻度を確認することができます。同時接続数に関するログファイルは以下の場所に保存されています。

ログファイルの保存場所

 Forguncy Serverの実行アカウントを既定の「Local System」から変更している場合、異なる場所に監査ログが出力されます。

Forguncy Serverの実行アカウント

監査ログの出力場所

ローカルシステムアカウント(既定)

C:\Windows\Temp\Forguncy\ForguncyConcurrencyAccessLog

特定のユーザーアカウント

C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Temp\Forguncy\ForguncyConcurrencyAccessLog

 

ログファイルのファイル名

yyyy-mm-dd.csv
※yyyyの部分には年、mmの部分には月、ddの部分には日付が入ります。

ログファイルの種類と含まれる項目

「NormalLog」フォルダには、同時接続数に関係する操作記録が出力されます。このログファイルには以下の項目が含まれています。

列番号

項目

説明

1

ユーザー名

[操作]列に記載されている操作を行ったユーザーのユーザー名が表示されます。ログインしていない場合には「匿名ユーザー」と表示されます。

2

IPアドレス

[操作]列に記載されている操作を行ったクライアントのIPアドレスが表示されます。

3

日時

[操作]列に記載されている操作が行われた日時が表示されます。

4

操作

記録された操作が表示されます。操作の種類は、「接続」、「自動切断」、「切断」、「強制切断」、「強制切断により拒否」、「接続数不足により拒否」があります。

表示されるアクセスログはログインするユーザー単位で記録が行われます。そのため、たとえばログインしていない状態からユーザー「Hanako」でログインした場合、匿名ユーザーとして「切断」が記録され、その後すぐに「Hanako」で「接続」が記録されます。ユーザーがForguncyを使用しているアプリケーションを閉じる、またはコンピューターをスリープ状態とするなどして一定期間経過した場合には、「切断」ではなく「自動切断」として記録されます。

5

同時接続数

その操作時点の同時接続数が表示されます。

6

内部使用項目

この項目はForguncy内部で使用されている値です。

「RefuseLog」フォルダには、接続が拒否された操作記録が出力されます。このログファイルには以下の項目が含まれています。

列番号

項目

説明

1

ユーザー名

[操作]列に記載されている操作を行ったユーザーのユーザー名が表示されます。ログインしていない場合には「匿名ユーザー」と表示されます。

2

IPアドレス

[操作]列に記載されている操作を行ったクライアントのIPアドレスが表示されます。

3

日時

[操作]列に記載されている操作が行われた日時が表示されます。

4

操作

記録された操作が表示されます。操作の種類は、「強制切断により拒否」、「接続数不足により拒否」があります。

5

同時接続数

その操作時点の同時接続数が表示されます。

6

内部使用項目

この項目はForguncy内部で使用されている値です。

 

●同時接続数のカウントルール

Forguncy 4の購入にあたって、たとえば、基本ライセンスと5同時接続ライセンスの組み合わせで購入し、その運用ライセンスをForguncy Serverへと登録した場合、同時に接続できるクライアント数は、最大5までとなります。