リストビューデータの受け渡しコマンド

プリインストールプラグインです。
コマンドに「リストビューデータの受け渡し」が指定できるようになり、リストビューの任意のデータを、別のリストビューへ追加することができます。

使い方

1 2つのテーブルを作成します。

各テーブルに、3つのテキストフィールドを作成し、片方のテーブルにデータを入力しておきます。
・テーブル1

・テーブル2

2 ページに2つのリストビューを配置して、1で作成したテーブルとデータ連結させておきます。
コマンド設定するために、ボタンを配置します。

以下のようなページに設定します。

3 2で配置したボタンを選択し、セル型タブの「コマンド...」をクリックして「リストビューデータの受け渡し」コマンドを追加します。

以下のように、受け渡し元のリストビューのどの列を、受け渡し先のリストビューのどの列に受け渡すのかを設定します。
ここではリストビュー1のすべての行をリストビュー2に受け渡しています。

note
..\..\Media\pict-note.png

●受け渡し元のリストビュー
・コマンドを実装するページ上のリストビューである必要があります。
・列の指定は、行テンプレートのセル参照式で記載します。

●受け渡し先のリストビュー
・同一ページの他に、別ページやポップアップウィンドウにあるリストビューも指定できます。同一ページにない場合は、「リストビューデータの受け渡し」コマンドの次のコマンドで、「ページ遷移」や「ポップアップウィンドウの表示」、「ポップアップウィンドウの終了」を指定してください。
・列の指定は、行テンプレートのセル参照式、あるいは列名で記載します。

 

対象行 

リストビュー内のどの行を受け渡しの対象とするかを指定します。
・すべての行:
 すべての行が選択対象となります。
・複数選択行:
 「選択列」を表示している場合に、選択されている行が受け渡し対象となります。
・単一選択(カレント)行:
 フォーカスのある行が受け渡し対象となります。

列の関連付け定義を追加

 クリックすると、受け渡す列の定義をリストの末尾に1行追加します。

列の関連付け定義を削除

 クリックすると、フォーカスのある受け渡す列の定義を削除します。

4 実行してボタンをクリックします。

実行した直後はテーブル1のみ値が表示されます。

↓ ボタンをクリックすると、以下のようにテーブル2に「すべての行」の値が追加されます。

note
..\..\Media\pict-note.png

・IDフィールドは各テーブルに自動的に作成され、レコードが書き込まれるタイミングで一意の連番が自動的に振られます。このためIDの値はコピーされません。

・ここでの追加はリストビュー2の表示上のみに追加されているだけであって、実際のテーブル2にはまだ書き込まれていません。テーブル2に書き込むには、以下の図のようにリストビュー2の更新処理を許可するようにチェックしておく必要があります。こうすることで、フォーカス行の移動によってレコードが確定したタイミングや、「リストビューデータの更新」コマンドで「リストビューの更新確定」を行うことで書き込みできます。