繰り返し

コマンドを繰り返し実行します。繰り返しのルールは、回数の指定、リストビューの行数分、セル範囲の指定から選択できます。

 

コマンド未設定

繰り返しコマンドの対象となるサブコマンドを設定します。

指定した回数分だけ繰り返し処理を行う

指定した回数分だけ繰り返す場合に選択し、回数を指定します。
0以下の数字を指定すると、Webブラウザーでコマンドは実行されません。

リストビューの行数に基づいて繰り返し処理を行う

リストビューの行数分だけ繰り返す場合に選択し、対象リストビューを指定します。

すべての行

サブコマンドによりリストビューの行数が変更される場合は、繰り返す回数も変更されます。

サブコマンドで、リストビューの行テンプレート内をセル参照している場合、1回目のコマンド実行時には参照先のセルの1行目の値が取得され、2回目には2行目の値が取得されます。
たとえば、繰り返しコマンドが以下の図のリストビュー1に基づいていて、サブコマンド「テーブルデータの更新」で、リストビュー1の行テンプレートのE3を参照しているとします。

 

1つ目のテーブル:リストビューの行数が3行なので、セル参照が3行分繰り返し実行されて値が追加されます。

2つ目のテーブル:繰り返しコマンドのボタンがクリックされると、2つ目のテーブルで、3行分のセル参照の値が追加されます。

選択行

リストビューに選択列を表示している場合、選択されている行(チェックがオンの行)に対して繰り返し処理を行います。

 

サブコマンドで、リストビューの行テンプレート内をセル参照している場合、1回目のコマンド実行時には参照先のセルの1個目の選択行の値が取得され、2回目には2個目の選択行の値が取得されます。
たとえば、繰り返しコマンドが以下の図のリストビュー1に基づいていて、サブコマンド「テーブルデータの更新」で、リストビュー1の行テンプレートのF3を参照しているとします。

 

1つ目のテーブル:リストビューの選択行数は2行なので、セル参照が2行分(1行目と3行目)繰り返し実行されて値が追加されます。

2つ目のテーブル:繰り返しコマンドのボタンがクリックされると、2つ目のテーブルで、選択された2行分のセル参照の値が追加されます。

セル範囲に基づいて繰り返し処理を行う

指定したセル範囲で繰り返す場合に選択し、セル範囲を指定します。

<セル範囲の指定方法>
いくつかのセル範囲の指定方法があります。

=B2,B4,B6

複数のセルをカンマ区切りで指定します。
セル結合されているセルを指定する場合は、結合元のセルを指定します。
上記の例では「B3」「B5」「B7」は結合されているセルのため、「=B2,B4,B6」と指定します。

=B2:B7

指定するセル範囲をコロンを使って指定します。

=B2,B4:B7

カンマ区切りとセル範囲指定の組み合わせでも、指定できます。

=cell1,cell2,cell3

セルの名前を指定します。

 

 

tip
..\..\Media\pict-tips.png

「セル範囲に基づいて繰り返し処理を行う」を指定した場合、コマンドパラメータにより参照されるセルやセル範囲は、コマンド実行ごとに、繰り返しコマンドで指定したセルとの位置関係で決定されます。
たとえば、繰り返しコマンドで指定したセルがB2,B4,B6の場合、サブコマンド「セルプロパティの参照」は次のようになります。

・繰り返し回数は3回です。
・「=$B$1」は絶対参照のため、3回とも「B1」には「bb」が入ります。
・「C2」については、1回目は「C2」に「aa」が入ります。
2回目は、「B4」が1回目の「B2」と比較され、「C2」に「+2」されて「C4」に「aa」が入ります。
3回目は「B2」と「B6」が比較され、「C2」に「+4」されて「C6」に「aa」が入ります。
上記を実行する際、「C2」、「B2」の各セルのセル型を、テキスト型など任意のセル型に指定しておいてください。

 

warning
..\..\Media\pict-warning.png

コマンドパラメータがリストビューの行テンプレート内のセルを参照している場合、絶対参照を使用してください。絶対参照を使用しないと、何度かコマンドを繰り返した後、リストビュー内の選択した値を取得できなくなります。