クエリー条件などデータ取得時に使用できるForguncyキーワードを提供しています。これらのキーワードはセルの値、クエリーの条件値など様々な場所で使用できます。ただし、数式に使用することはできません。
たとえば、フィールドレベルのアクセス制御の条件として「%CurrentUser.事業部%」などの値を使用することで、特定の事業部に所属している人だけが特定のフィールドを閲覧できる権限の設定ができます(この例の場合、「事業部」という名称の組織レベルが存在している必要があります)。
一部のForguncyキーワードは、Forguncy Builder上からGUIによりセルの値として設定することが可能です。GUIによる追加は、次の手順で行います。
[挿入]リボンタブにある[キーワード]ドロップダウンボタンをクリックし、セルに設定したいキーワードをクリックします。
Forguncyキーワードは、3つのカテゴリーに分類されます。
Forguncyキーワード |
属性 |
説明 |
GUIによる設定 |
---|---|---|---|
%CurrentUser% |
ログインユーザー |
ログインしているユーザーを値として返します。 |
- |
%CurrentUser.UserName% |
ユーザー名 |
ログインしているユーザーのユーザー名を値として返します。 |
● |
%CurrentUser.FullName% |
氏名 |
ログインしているユーザーの氏名を値として返します。 |
● |
%CurrentUser.Email% |
メールアドレス |
ログインしているユーザーのメールアドレスを値として返します。 |
● |
%CurrentUser.Role% |
ロール |
ログインしているユーザーが所属するロールを値として指定します。 |
● |
%CurrentUser.PropertyName% |
拡張属性 |
たとえば「英語名」、「上司」という名称の拡張属性を設定していた場合、実際に使用可能なキーワードは次のようになります。 |
● |
%CurrentUser.OrganizationLevelName% |
組織レベル |
たとえば「支店」、「事業部」という名称の組織レベルを設定していた場合、実際に使用可能なキーワードは次のようになります。 |
● |
%CurrentUser.OrganizationSuperior% |
上位組織メンバー |
ログインしているユーザーが所属する組織のリーダー、およびログインしているユーザーが所属する組織の上位に位置する組織に所属するすべてのユーザーを値として返します。 |
- |
これらのForguncyキーワードはワークフロー内に設定された「メール送信」コマンド内でのみ使用可能です。
Forguncyキーワード |
属性 |
%ReleatedAssignTo% |
関係する承認者。承認者が3人(A,B,C)いた場合、3人に送信します。もしAが承認済みの場合、BとCの2名に送信します。 |
%HistoryPartner% |
ワークフローの履歴に含まれる人 |
%AssignTo% |
担当者 |
%Creator% |
作成者 |
%LastModifier% |
最終更新者 |
Forguncyキーワード |
属性 |
説明 |
%Null% |
Null |
未定義状態(Null)、または未入力状態(空文字)を値として返します。 |
%GUID% |
GUID |
GUIDを値として返します。なお、本キーワードは「テーブルデータの更新」コマンドでのみ使用できます。 |
%AutoGeneratedID% |
自動採番 |
自動採番の機能を使用しているフィールドをデータ連結しているセルがページに存在する場合、そのセルに対して「セルプロパティの設定」コマンドにおいて本キーワードを値として設定することで、次に採番される番号を設定できます。これは新規登録ページなどにおいて、レコードを連続登録する際に必要となるキーワードです。なお、本キーワードは「セルプロパティの設定」コマンドでのみ使用できます。 |
%PageName% |
ページ名 |
現在のページ名を値として返します。マスターページ上でキーワードを使用した場合、プレースフォルダーに表示されている通常のページの名前が値として返されます。本キーワードはメールテンプレートやクエリー条件、テーブルデータの更新コマンドでは使用できません。 |