Forguncyマニュアル
データ抽出と並べ替え(リストビュー)
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リストビューに条件を設定してデータを抽出したりデータを並べ替えることができます。

抽出

リストビューのデータの抽出には、そのページで使用するデータを絞り込む前処理としての抽出とアプリケーションのユーザーが目的のデータを検索する行為としての抽出の2種類が存在します。

たとえば、1つのテーブルに入庫データと出庫データの両方が格納されている場合、入庫を管理するページでは入庫データしか使用しないため「前処理としての抽出」で入庫のデータを絞り込む実装を行います。入庫を管理するページでは、アプリケーションのユーザーが指定月の入庫データを検索して画面に表示させたいという要望があります。この場合、指定月のデータを検索してデータを絞り込む部分を「検索による抽出」で実装します。

前者の実装は、リストビューのクエリー条件機能を使用します。後者の実装は、「クエリー」コマンドを使用します。
リストビューのクエリー条件機能で除外されたデータが、その後の「クエリー」コマンドによる検索結果で表示されることはありません。リストビューのクエリー条件機能で抽出したデータが「クエリー」コマンドの抽出対象(検索の元データ)となるためです。「クエリー」コマンドの抽出対象に影響を与えずに、ページの表示時にリストビューデータの抽出を行いたい場合には、リストビューのクエリー条件機能ではなく、ページロード時のコマンドとして「クエリー」コマンドを使用します。

並べ替え

参考:
  1. リストビューを選択してリストビューツール[デザイン]→[並べ替え]をクリックします。

  2. 「並べ替え条件」ダイアログで[新しい条件]をクリックしてデータを並べ替える条件を設定します。

    フィールド

    並べ替えの基準になるフィールドを選択します。

    並び順

    「昇順」または「降順」を選択します。


    [新しい条件]をクリックして複数の並べ替え条件を設定することもできます。
    この場合、上にある条件が優先されます。

並び替え後に現在行(カレントレコード)の位置を指定する

並び替えによって、リストビューの現在行(カレントレコード)が先頭行にならなくなります。この場合、JavaScript APIを使うことで先頭行に移動することができます。具体的には、ページロード時のコマンドの最後に、JavaScriptコードの実行コマンドで以下のようなコードを追加します。そうすることで、先頭行が選択された状態でページが開かれます。

<サンプルコード>

JavaScript
コードのコピー
var p = Forguncy.Page;
var mylist = p.getListView("リストビュー1");
mylist.selectRow(0);