外部データベースを使用しているアプリケーションをForguncy Serverへ発行した場合、既定ではForguncy Builder上で設定した接続情報がForguncy Server上でもそのまま使用されます。
開発環境であるForguncy Builderの外部データベースへの接続設定(リンクテーブルの作成)は、Forguncy Builderを使用しているコンピューター、並びにユーザーアカウントが接続可能な状態にある外部データベースに対してのみ行うことが可能です。たとえば、開発時には開発用の外部データベースを使用し、本番環境であるサーバーでは異なる外部データベースを使用するような場合、開発環境から本番用の外部データベースへ接続することができない場合があります。このような場合、アプリケーションのConfigファイルに、Forguncy Server側の接続情報を設定することで、Forguncy Server上では異なる接続設定を使用することができます。
Forguncy Server用の外部データベース接続設定を行う具体的な方法については、外部データベースへの接続文字列を変更する を参照してください。
Forguncy Server上に発行したForguncyアプリケーションは、そのサーバーコンピューターの「Local System」というシステムのユーザーアカウントによって実行されます。たとえばSQL Serverデータベースに対してWindows認証で接続する設定にしていた場合、「Local System」はWindows認証で有効なアカウントではないため、データベースへの接続は失敗してしまいます。Windows認証でない場合であっても、「Local System」は「Administrator」などよりも低い権限を持つアカウントであるため、アクセス権限などの問題により多くの場合データベースへの接続情報を読み取ることができません。
このような場合、Forguncy Serverのサービスを実行しているユーザーを「Local System」から、Windows認証が可能なアカウントやより高い権限を持つアカウントへ変更することで解決できます。
具体的なForguncy Serverの実行アカウントの変更方法については、Forguncy Serverの実行アカウントを変更する を参照してください。