Forguncyアプリケーションが配置されるフォルダーや監査ログが出力されるフォルダーなど、各種パスを指定できます。
Forguncyアプリケーションを配置するサーバー側のフォルダーパスを指定します。既定値は「C:¥Users¥Public¥Documents¥ForguncyServer」です。ここで設定した内容は「GlobalConfig.xml」ファイルに反映されます。
注意:
アプリケーションの配置パスに指定したフォルダ内にForguncyアプリケーション以外のファイルやフォルダを配置しないでください。(手動でファイルやフォルダを作成することや、監査ログやファイルアップロードパスを同様の値にすることが該当します。)予期せぬ動作を引き起こす可能性があります。
監査ログの出力を有効にしている場合、既定では監査ログファイルはTempフォルダーに保存されます。監査ログの保存先を指定できます。ここで設定した内容は「GlobalConfig.xml」ファイルに反映されます。
画像アップロード型セルや添付ファイル型セルを使用して画像やファイル保存するようにした場合、既定ではForguncy Serverがインストールされているコンピューターの以下の場所にファイルが保存されます。
C:¥Users¥Public¥Documents¥ForguncyServer¥<アプリケーションパス名>¥Upload
なお、リンクテーブル(外部データベース)の場合、画像のファイル名ではなくバイナリデータを格納する方法も可能となっており、その場合にはファイルがアップロードされないため本設定は影響を与えません。詳細はフィールドへのForguncyデータ型の割り当てを参照してください。
本項目にパスを指定することで、この保存先を変更できます。たとえば、「D:\Files」に変更した場合、実際に保存されるフォルダーは次のようになります。
D:\Files¥<アプリケーションパス名>
最終的に保存されるパスにはアプリケーションパス名が含まれます。そのため、リンクテーブルを使用している場合であっても、複数のForguncyアプリケーション間でファイルをアップロード、および参照することはできません。この問題を回避したい場合、画像ファイルの場合であれば、ファイル名ではなくバイナリデータを格納する方法が使用可能です。
ここで設定した内容は「GlobalConfig.xml」ファイルに反映されます。
本設定を変更する場合には、次のことに注意してください。
保存フォルダを変更した場合、その変更はForguncyサーバー上で動作しているすべてのアプリケーションに影響します。
保存フォルダを変更した場合、それらのフォルダに保存されたアップロードファイルはアプリケーションのバックアップファイル(FDBAKファイル)に含まれなくなります。
保存フォルダを変更した場合でも、以前に保存されたアップロードファイルが削除されて自動的に指定したフォルダに移動することはありません。発行済みのアプリケーションが存在する場合には、以前の保存先からアップロードファイルを手動でコピーする必要があります。
保存フォルダは絶対パスを指定する必要があります。
指定するフォルダが"\\ANOTHER-PC\upload"のようなネットワーク上の共有フォルダである場合、Forguncy Server Serviceの実行ユーザーがそのフォルダに対するアクセス権を持っている必要があります。Forguncy Server Serviceは既定では「Local System」ユーザーによって実行されるため、実行ユーザーを変更する必要があります。Forguncy Server Serviceの実行ユーザーを変更する方法については、Forguncy Serverの実行アカウントの変更を参照してください。
同時接続のアクセスログが保存されるパスを指定します。既定は「%temp%¥Forguncy¥ForguncyConcurrencyAccessLog」です。ここで設定した内容は「GlobalConfig.xml」ファイルに反映されます。