サーバーで運用中のアプリケーションを更新する場合、その変更にアプリケーション部分だけでなくデータベース部分の構造や設定が含まれる場合、次のどちらかの方法を使用してデータベースの変更をForguncy Server側へと反映します。この「データベース部分の構造や設定」には次のものが含まれます。
データベーススキーマ
テーブル、ビュー、コピーテーブルの追加・削除・名前の変更
フィールドの追加・削除・名前の変更・更新
数式フィールドの追加・削除・名前の変更・更新
集計フィールドの追加・削除・名前の変更・更新
ワークフロー
通知設定、プロセス設定の追加・削除・更新
データレベルのアクセス制御
この方法は、アプリケーションの再発行時に開発環境上のデータベースと運用環境上のデータベースを比較し、開発環境で行ったデータベースへの変更を運用環境へどのようにマージして反映するかを指定します。そのため、運用環境上のアプリケーション利用を止めることなくデータベース部分の変更、改修を行うことが可能です。この方法を用いることで、運用中のアプリケーションのダウンタイムを最小限にとどめることができます。
なお、外部データベースを開発用と運用用で別に用意している場合、本マージ機能を使用して開発用の外部データベースの変更を運用用の外部データベースへとマージすることが可能です。
具体的な方法については、データベースをマージして発行を参照してください。
この方法は、現在運用中のアプリケーションの最新のデータベースを開発環境にインポートし、その後データベースの変更作業を行います。この間、アプリケーションはメンテナンスモードにするなどしてユーザーにはデータを更新させないようする必要があるため、アプリケーションを使用できないダウンタイムが生じます。データベースの変更と動作確認が完了した後、運用環境上のデータベースを上書きするかたちでアプリケーションを発行します。なお、運用中のアプリケーションの最新のデータベースを開発環境にインポートするために、Forguncy BuilderがForguncy Serverに対してアクセス可能な状態である必要があります。
内部データベースの場合、データベースの上書きにはテーブルスキーマ(構造)だけでなくデータそのものも含まれます。一方、SQL ServerやOracle Databaseといった外部データベースの場合はForguncy側で保持している情報がテーブルスキーマのみとなるため、上書きする情報はテーブルスキーマ情報のみとなります。
具体的な方法については、データベースを上書きして発行を参照してください。