Forguncy 8 オンラインヘルプ
Forguncyの使い方 / レポート / / データの表示形式
このトピックで
    データの表示形式
    このトピックで

    レポートでは、データをそのまま表示するのではなく、特定の書式で出力したい場合があります。主に、表示データが日付や数値の場合にそのような動作が求められます。

    たとえば、金額は通貨記号「¥」やカンマ区切りを追加して出力したいという要望があります。また、注文日は時刻の情報が不要であるため年月日の部分のみ出力したいという要望があります。このような要望を表示形式の機能で対応します。

    データの書式を設定するには、以下の2つの方法があります。

    [表示形式]プロパティとFormat関数の使い方

    1. 次の図のようなTableデータ領域を作成します。

    2. [表示形式]プロパティとFormat関数の両方を設定するために、「受注日」と「金額」の右側にそれぞれ列を追加して同じフィールドをデータ連結します。

    3. 「受注日」のTextBoxコントロールの[表示形式]プロパティを「短い形式の日付」に設定します。

      同様に「金額」のTextBoxコントロールの[表示形式]プロパティを「通貨」に設定し、右側の数字を「0」に設定します。

    4. もう1つの「金額」のTextBoxコントロールの[値]プロパティに次の式を設定します。

      {Format(受注日, "yyyy/MM/dd")}

      上記のパターンはカスタム書式文字列を使用しています。

      同様に「金額」のTextBoxコントロールの[値]プロパティに次の式を設定します。

      {Format(金額, "c0")}

      上記のパターンは標準書式文字列を使用しています。

    5. レポートをプレビューして確認すると、[表示形式]プロパティとFormat関数の両方が同じ結果となっていることを確認できます。

    数値の書式文字列の場合、アルファベットの後に続く数字は小数部の桁数を表します。たとえば、「n2」 は、小数点以下2桁が保持される数値の書式です。「n0」に変更した場合には、小数点以下の桁を保持しないことを意味します。また、「p2」であれば小数点以下2桁を保持するパーセント形式となります。

    書式文字列

    書式文字列による結果は[インターナショナル]カテゴリの[言語]プロパティの設定値に依存することに注意してください。

    標準書式文字列

    種類 書式指定子 説明
    数値 "C" または "c" 通貨
    "D" または "d" 10進数
    "E" または "e" 指数
    "F" または "f" 固定小数点
    "G" または "g" 全般
    "N" または "n" 数値
    "P" または "p" パーセント
    "R" または "r" ラウンドトリップ
    "X" または "x" 16進数
    日時 "d" 短い形式の日付
    "D" 長い形式の日付
    "f" 完全な日付/短い形式の時刻
    "F" 完全な日付/長い形式の時刻
    "g" 一般の日付/短い形式の時刻
    "G" 一般の日付/長い形式の時刻
    "t" 短い形式の時刻
    "T" 長い形式の時刻
    "M"、"m" 月日パターン
    "O"、"o" ラウンドトリップする日付と時刻のパターン
    "R"、"r" RFC1123 パターン
    “s” 並べ替え可能な日付と時刻のパターン
    “u” 並べ替え可能な日付と時刻のパターン
    “U” 完全な日付と時刻のパターン
    "Y"、"y" 年月パターン

    カスタム書式文字列

    種類 書式指定子 説明
    数値 0

    1桁の数字を示し、指定した0の桁数だけ常に0が表示されます。 いわゆるゼロ埋めが行われます。

    元データ:1234.5678

    書式文字列:00000

    出力結果:01235        

    #

    1桁の数字を示します。#の数だけ桁数が指定され、その有効桁数しか表示されません。また、余分な0も表示されません。いわゆるゼロ埋めは行われません。

    元データ:1234.5678

    書式文字列:#####

    出力結果:1235

    .

    結果の文字列の小数点位置を決定します。

    元データ:0.45678

    書式文字列:0.00

    出力結果:0.46

    ,

    桁区切り記号、および数値位取り指定子の両方として機能します。桁区切り記号としては、言語に合わせた桁区切り記号文字を挿入します。数値位取り指定子としては、指定されたコンマ数ごとに、数値を1000で除算します。

    桁区切り記号

    元データ:2147483647

    書式文字列:##,#

    出力結果:2,147,483,647

    位取り指定子

    元データ:2147483647

    書式文字列:#,#,,

    書式文字列:2,147

    %

    数値に100を乗算し、結果の文字列に言語合わせたパーセント記号を挿入します。

    元データ:0.3697

    書式文字列:%#0.00

    書式文字列:%36.97           

    日時 gg

    年号の正式名称を漢字で表示(明治、大正、昭和、平成、令和)

    ※[カレンダー]プロパティを「Japanese」に設定する必要があります。

    「ggYY」を指定した場合、年号の初年は「元年」と表示されます。一方、「ggyy」を指定した場合は、「01年」と表示されます。また、「ggY」や「ggy」の場合、年が一桁であれば前ゼロは表示されません。

    yyyy

    年(4 桁の数値)。

    yy

    年(00 ~ 99)。

    M

    月 (1 ~ 12)。

    MM

    月 (01 ~ 12)。

    d

    月の日にち (1 ~ 31)。

    dd

    月の日にち (01 ~ 31)。

    ddd

    曜日の省略名。

    dddd

    曜日の完全名。

    h

    12 時間形式の時間 (1 ~ 12)。

    hh

    12 時間形式の時間 (01 ~ 12)。

    H

    24 時間形式の時間 (0 ~ 23)。

    HH

    24 時間形式の時間 (00 ~ 23)。

    m

    分 (0 ~ 59)。

    mm

    分 (00 ~ 59)。

    s

    秒 (0 ~ 59)。

    ss

    秒 (00 ~ 59)。

    f

    秒部分の 1/10。

    ff

    秒部分の 1/100。

    fff

    秒部分の 1/1000。

    ffff

    秒部分の 1/10000。

    fffff

    秒部分の 1/100000。

    ffffff

    秒部分の 1/1000000。

    t

    AM/PM 指定子の最初の文字。

    tt

    AM/PM 指定子。

    x

    秒単位のUNIXタイムスタンプ。

    X

    ミリ秒単位のUNIXタイムスタンプ。

    zz

    UTC を基準とする時間単位のオフセット (先行ゼロ付きの 1 桁の値)。

    zzz

    UTC を基準とする時間および分単位のオフセット。