セルまたはセル範囲に名前を定義します。定義された名前は数式内で使用できます。
注意:セルの名前を使用して通常コマンド、および再利用コマンド内でセルの値を参照することができます。各コマンド内で定義された変数、および再利用コマンドのパラメーターと名前が重複している場合、セル名が優先されて参照されます。Forguncy Builderはこの名前の重複を検知できません。そのため、名前の重複が起こらないように、セル名には「c商品名」のように接頭辞を付けるなどのルールを適用することをおすすめします。
リストビュー内のセルの名前を定義する場合は、リストビューの名前定義を参照してください。
名前を定義したいセルまたはセル範囲を選択し、数式バーの名前ボックスに名前を入力してEnterキーを押します。

セルに、定義された名前が表示されます。

定義済みの名前をまとめて編集したり新規作成する場合は、[数式]→[名前の管理]をクリックします。

「名前の管理」ダイアログが表示されます。

名前を新規に定義する場合は、[新規作成]をクリックします。

定義済みの名前を編集する場合は、[編集]をクリックします。

定義済みの名前を削除する場合は、[削除]をクリックして[OK]をクリックします。
名前を定義する対象のセルまたはセル範囲を変更する場合は、「参照範囲」で変更します。
ヒント: 名前の有効範囲について
有効範囲は自動的に設定されます。「新しい名前」ダイアログでは、名前の有効範囲を指定できません。
| 
 ケース  | 
 例  | 
 有効範囲  | 
|---|---|---|
| 
 ページ1内のセルまたはセル範囲を参照範囲として名前を定義した場合  | 
 =Page1!$A$1  | 
 ページ1  | 
| 
 文字列を名前に定義し、ページ1を表示している場合  | 
 ="文字列"  | 
 ページ1  | 
| 
 文字列を名前に定義し、テーブル1を表示している場合  | 
 ="文字列"  | 
 「名前の定義」ダイアログを開いたときに表示していたページ  | 
| 
 テーブル1内のセルまたはセル範囲を参照範囲として名前を定義した場合  | 
 =Table1!$A$1  | 
 名前の作成に失敗します。  | 
| 
 ページ1とページ2内のセルまたはセル範囲を参照範囲として名前を定義した場合  | 
 =Page1!$A$1,Page2!$A$1  | 
 名前の作成に失敗します。  | 
「名前の編集」ダイアログでも、有効範囲は変更できません。他のページ内のセルを参照範囲に指定すると、名前の作成に失敗します。
Excelと同様に、定義した名前を数式内で使用できます。
セル内の数式で使用できます。

コマンドの設定時などに、定義した名前を使用できます。
以下の例で、「aa」と「bb」は定義された名前です。

注意:セル名を「$A$1:$D$4」のように範囲指定したものを利用する場合、セル名の値は配列の形式になることにご注意ください。
例えば、[メッセージの表示]コマンド等で「=セル名」のように範囲指定したセル名を利用すると、結果は「#VALUE」になります。
回避するためには、「=SUM(セル名)」といった範囲セルを利用する関数と同時に利用するか、「=IFERROR(セル名,"")」をご利用ください。
Excelからページを作成するとき、ワークブック内の現在のシートを有効範囲とする有効な名前がインポートされます。
インポートされた名前は、有効範囲がページに変更されます。他のシート内のセルやセル範囲、名前やテーブルは参照されません。
注意:
「⓪、①、②、③」や「Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ」など特殊文字がExcelの名前の管理で使用されている場合、名前のインポートが正しく行われません。