Forguncy 8 オンラインヘルプ
Forguncyの使い方 / レポート / / 共通の関数 / 数学
このトピックで
    数学
    このトピックで

    数値計算には数学関数を使用します。数学関数の引数、または他の式でPI(円周率)、およびE(ネイピア数)識別子を使用できます。なお、Max関数、およびMin関数については、集計を参照してください。

    Abs

    指定した数値の絶対値を返します。

    構文

    Abs(number)

    引数

    例:

    次の式を使用して、NetSalesフィールドとProjectedSalesフィールドの差の絶対値を返すことができます。

     
    
    {Abs(NetSales - ProjectedSales)}
    
    

    Acos

    コサインが数値となる角度(数値の逆余弦)をラジアン単位で返します。

    構文

    Acos(number)

    引数

    例:

    次の式を使用して、コサインが-0.5である角度を返すことができます。

     
    
    {Acos(-0.5)}
    
    

    Asin

    サインが数値となる角度(数値の逆正弦)をラジアン単位で返します。

    構文

    Asin(number)

    引数

    例:

    次の式を使用して、サインが0.77である角度を返すことができます。

     
    
    {Asin(0.77)}
    
    

    Atan

    タンジェントが数値となる角度(数値の逆正接)をラジアン単位で返します。

    構文

    Atan(number)

    引数

    例:

    次の式を使用して、タンジェントが-0.234である角度を返すことができます。

     
    
    {Atan(-0.234)}
    
    

    Atan2

    タンジェントが2つの指定された数値の商である角度をラジアン単位で返します。

    構文

    Atan2(y, x)

    引数

    例:

    次の式を使用して、タンジェントが-1、-2の数値の商である角度を返すことができます。

     
    
    {Atan2(-1, -2)}
    
    

    BigMul

    2つの32ビットの数値の完全な積を生成します。

    構文

    BigMul(a, b)

    引数

    例:

    次の式を使用して、UnitPriceフィールドとQuantityフィールドの完全な積を返すことができます。

     
    
    {BigMul(UnitPrice, Quantity)}
    
    

    Ceiling

    指定した数値以上の最小の整数を返します。

    構文

    Ceiling(number)

    引数

    例:

    次の式を使用して、5.789を切り上げることができます。

     
    
    {Ceiling(5.789)}
    
    

    Cos

    指定した角度のコサインを返します。

    構文

    Cos(angle)

    引数

    例:

    次の式を使用して、PI/2角度のコサインを返すことができます。

     
    
    {Cos(PI / 2)}
    
    

    Cosh

    指定した角度の双曲線(ハイパボリック)コサインを返します。

    構文

    Cosh(angle)

    引数

    例:

    次の式を使用して、PI角度の双曲線コサインを返すことができます。

    {Cosh(PI)}
    
    

    Exp

    指定した値でe(ネイピア数)を累乗した値を返します。

    構文

    Exp(number)

    引数

    例:

    次の式を使用して、eを5の累乗にすることができます。

     
    
    {Exp(5)}
    
    

    Fix

    数値の小数部分を除去して、整数値部分を返します。

    構文

    Fix(number)

    引数

    例:

    次の式を使用して、101.789の整数部分を返すことができます。

     
    
    {Fix(101.789)}
    
    

    Floor

    指定した数値以下の最大の整数を返します。

    構文

    Floor(number)

    引数

    例:

    次の式を使用して、15.789を切り上げることができます。

     
    
    {Floor(15.789)}
    
    

    IEEERemainder

    指定した数値を別の指定した数値で除算した結果の剰余を返します。

    構文

    IEEERemainder(a, b)

    引数

    例:

    次の式を使用して、100を89で割った剰余を返すことができます。

     
    
    {IEEERemainder(100, 89)}
    
    

    Log

    指定した数の対数を返します。

    構文

    Log(number)

    引数

    例:

    次の式を使用して、78の対数を返すことができます。

     
    
    {Log(78)}
    
    

    Log10

    10を底とする数値の対数を返します。

    構文

    Log10(number)

    引数

    例:

    次の式を使用して、10を底とする1000の対数を返すことができます。

     
    
    {Log10(1000)}
    
    

    Pow

    指定の数値を指定した数値で累乗した結果を返します。

    構文

    Pow(x, y)

    引数

    例:

    次の式を使用して、10の5乗の結果を返すことができます。

     
    
    {Pow(10, 5)}
    
    

    Round

    10進数の値を最も近い整数に丸めます。

    構文

    Round(number)

    引数

    例:

    次の式を使用して、PIの丸め結果を返すことができます。

     
    
    {Round(PI)}
    
    

    Sign

    数の符号を示す整数を返します。

    構文

    Sign(number)

    引数

    例:

    次の式を使用して、-234の符号を返すことができます。

     
    
    {Sign(-234)}
    
    

    Sin

    指定した角度のサインを返します。

    構文

    Sin(angle)

    引数

    例:

    次の式を使用して、PI/4角度のコサインを返すことができます。

     
    
    {Sin(PI / 4)}
    
    

    Sinh

    指定した角度の双曲線正弦(ハイパボリックサイン)を返します。

    構文

    Sinh(angle)

    引数

    例:

    次の式を使用して、PI角度の双曲線正弦を返すことができます。

     
    
    {Sinh(PI)}
    
    

    Sqrt

    指定した数値の平方根を返します。

    構文

    Sqrt(number)

    引数

    例:

    次の式を使用して、144の平方根を返すことができます。

     
    
    {Sqrt(144)}
    
    

    Tan

    指定した角度のタンジェントを返します。

    構文

    Tan(angle)

    引数

    例:

    次の式を使用して、PI/4角度のタンジェントを返すことができます。

     
    
    {Tan(PI / 4)}
    
    

    Tanh

    指定した角度の双曲線正接線(ハイパボリックタンジェント)を返します。

    構文

    Tanh(angle)

    引数

    例:

    次の式を使用して、PI/3角度の双曲線正接線を返すことができます。

     
    
    {Tanh(PI / 3)}
    
    

    Truncate

    数値の整数部を計算します。

    構文

    Truncate(number)

    引数

    例:

    次の式を使用して、123.564を切り捨てることができます。

     
    {Truncate(123.654)}
    
    

    識別子

    識別子 説明 使用例
    E E(ネイピア数)の値である2.71828182845905を返します。

    {E*2}

    PI 円周率πの近似値である数値3.14159265358979を返します。

    {2 * PI * Radius}

    Floor関数の使用例

    Floor関数は、指定した浮動小数点パラメーターの値以下の最大の整数を返します。

    たとえば、内部データベースのシリアル値の日付を変換する場合、Floor関数は整数部分である「日」を取得するために使用されます。式は次のとおりです。

    {DateAdd("s", (FGC_CreateDate - Floor(FGC_CreateDate)) * 24 * 60 * 60, DateAdd("d",Floor(FGC_CreateDate), "1899-12-30") )}