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    複数明細の出力
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    レポートはレポートそのものにデータセットを関連付けることで改ページを制御しています。そのため、レポートのデータセットとは異なるデータセットを単純にレポートアイテムにデータ連結しても、期待する出力を得ることはできません。

    本ページではメインのデータセットに対して関連データを持つ複数のデータセットを使用して、複数の明細を出力する方法を説明します。

    レポート作成のポイント

    完成レポートのイメージ

    使用するデータ

    サンプルでは以下のテーブルを使用します。

    「納品書」テーブル

    「品物明細」テーブル

    「手数料明細」テーブル

    テーブルの設定

    「品物明細」テーブルに以下の設定で数式フィールドを作成します。

    レポートデータソースの設定

    新規でレポートを作成し、以下のようにレポートデータソースを設定します。

    納品書データソース

    品物データソース

    手数料データソース

    レポートのグループ化とレイアウト作成

    1. レポートレベルのグループ化を設定します。

      デザイン領域の用紙の外側領域をクリックして「レポート」を選択し、[グループ]の[式]を展開して「納品書データソース_DataSet」の「ID」を設定します。この操作により、レポートの[データセット]プロパティには自動的に「納品書データソース_DataSet」が設定されます。

    2. 次のようなレイアウトを作成し、「ID」と「納品先」をそれぞれデータ連結します。

      TextBoxコントロールの[値]プロパティにそれぞれ「{ID}」、「{納品先}」を設定します。

    品物明細の作成

    1. Tebleデータ領域を次のようにレイアウトし、データセットを設定します。

      配置したTableデータ領域全体を選択し、[データセット]プロパティに「品物データソース_DataSet」を設定します。

    2. Tableデータ領域のフィルタを設定します。

      Tableデータ領域の[フィルタ]プロパティをクリックし、フィルタを次の図のように設定します。左辺は「品物データソース_DataSet」データセットから「納品ID」選択して入力します。右辺は式エディタを使用して「納品書データソース_DataSet」の「ID」を設定します。

    3. Tebleデータ領域内のTextBoxコントロールにデータ連結を設定します。

      2行目の詳細領域に次の図のようにデータ連結を行い、3行目のフッターには「{Sum(小計)}」を設定して合計を出力できるようにします。

    手数料明細の作成

    1. Tebleデータ領域を次のようにレイアウトし、データセットを設定します。

      配置したTableデータ領域全体を選択し、[データセット]プロパティに「手数料データソース_DataSet」を設定します。

    2. Tableデータ領域のフィルタを設定します。

      Tableデータ領域の[フィルタ]プロパティをクリックし、フィルタを次の図のように設定します。左辺は「手数料データソース_DataSet」データセットから「納品ID」選択して入力します。右辺は式エディタを使用して「納品書データソース_DataSet」の「ID」を設定します。

    3. Tebleデータ領域内のTextBoxコントロールにデータ連結を設定します。

      2行目の詳細領域に次の図のようにデータ連結を行い、3行目のフッターには「{Sum(金額)}」を設定して合計を出力できるようにします。

    総合計の出力

    1. 品物明細の合計と手数料明細の合計を足した総合計をLookupSet関数を使用して出力します。

      TextBoxコントロールの[値]プロパティに「{Sum(LookupSet(ID, 納品ID, 小計, "品物データソース_DataSet")) + Sum(LookupSet(ID, 納品ID, 金額, "手数料データソース_DataSet"))}」を設定します。

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