既定ではすべてのデータが1グループとして扱われます。そのため、多くの場合グループ化の設定を行う必要があります。
たとえば、次のようなレイアウトのレポートを作成します。

上のレポートに次のデータを出力させます。

レポートのグループ化を設定していない場合、出力結果は次のようになります。

グループ化が設定されていないため、全データが1グループとして扱われます。このことから、「見積ID」は「1」のみが出力され、「2」は出力されていません。また、「合計金額」の結果は全レコードを対象とした集計値となっており、「見積ID」ごとの集計とはなっていません。「商品」や「値段」などの値は全レコードが出力されていますが、これはTableデータ領域を使用しているためです。TableについてはTableデータ領域を参照してください。
上のレイアウトのレポートに対して、「見積ID」でグループ化されるように設定します。グループ化を行うことで、異なるグループは別のページとして出力されます。
デザイン領域の灰色の領域をクリックし[レポート]を選択し、プロパティで[グループ]領域の[ ]アイコンをクリックします。
]アイコンをクリックします。

[ ]アイコンをクリックし、「見積ID」フィールドを選択します。
]アイコンをクリックし、「見積ID」フィールドを選択します。
 
 
レポートをプレビューして結果を確認します。
レポートは[見積ID]によってグループ化されたため、2ページ目の「見積ID」に「2」が表示されていることを確認できます。また、「合計金額」はグループごとの集計値となっています。また、「商品」や「値段」などの値は、グループごとに分かれてそれぞれのページに出力されていることを確認できます。
