マスター詳細関係における詳細テーブルの権限を設定できます。
ここでは、以下のようなマスター詳細テーブルを設定する例で説明します。
マスターテーブル「出張」には、社員の出張情報が記録されている。
詳細テーブル「予算」には、出張の予算が記録されており、マネージャーが編集できる。
詳細テーブル「出張経費」には、出張ごとの経費が記録されており、出張の作成者のみ編集できる。
3つのテーブル(マスターテーブルと2つの詳細テーブル)を以下のように作成し、マスター詳細の関連付けを設定します。
マスターテーブル「出張」のレコードの権限を以下のように設定します。
Administratorは、すべてのレコードを閲覧・編集・削除できる。
マネージャーは、すべてのレコードを閲覧でき、「状態」フィールドの値が「予算」の場合のみレコードを編集できる。
他のユーザーは、自分自身の作成したレコードを閲覧でき、「状態」フィールドの値が「新規」、または「経費」の場合のみレコードを編集できる。
[レコードレベルのアクセス制御]の右側のアイコンをクリックし、以下のように設定します。
「予算」テーブルと「出張経費」テーブルの両方が「予算」テーブルの権限を引き継ぐように設定します。これにより「予算」テーブルに対して編集権限がなければ、「予算」テーブルと「出張経費」テーブルでも編集ができない状態となります。
マスターテーブル「出張」のフィールドの権限は以下のようなります。
マネージャーは、「状態」フィールドと詳細テーブル「予算」を編集できる。
作成者は、すべてのフィールドと詳細テーブル「経費」を閲覧・編集できるが、詳細テーブル「予算」は編集できない。