テーブル上のフィールドを用いて、値を集計するForguncy独自のフィールドを作成できます。このフィールドは、直接テーブルに作成されるわけではなく、Forguncy内部で保持するフィールドとなります。
同じ項目をまとめて集計するような場合に使用できます。
集計に使用できる関数は次の6つです。
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AVG |
平均 |
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COUNT |
データの個数 |
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MAX |
最大値 |
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MIN |
最小値 |
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SUM |
合計 |
| LIST | 複数レコードの値をカンマ区切りの文字列にします。 |
SUM関数は内部データベースの時刻型フィールド、整数型、小数型、に対して使用できます。
テーブルを用意します。
この例では科目ごとに金額の合計を出す集計フィールドを作成します。
参考:新しいテーブルの作成を参照してください。

ナビゲーションウィンドウでテーブル名を右クリックして[集計フィールドの追加]をクリックします。

集計関数と集計対象フィールドを選択します。「フィールド名」ボックスでフィールド名を指定します。
この例では「金額」フィールドの合計(SUM関数)を指定します。
[フィールド名]は「科目合計」とします。[集計関数]で「SUM」を選択し、[対象フィールド]で「金額」を選択し、[OK]ボタンをクリックします。

[コメントの設定]をクリックすることでテキストボックスが表示され、集計フィールドにコメントが設定できます。コメントはナビゲーションウィンドウの集計フィールドに対してマウスオーバーすると、表示されます。

↓

ナビゲーションウィンドウに集計フィールドが表示されます。
テーブルには変化はありません。

集計フィールドを編集します。
集計フィールドを右クリックし、コンテキストメニューから[集計フィールドの編集]を選択します、もしくは集計フィールドをダブルクリックして[集計フィールドの編集]ダイアログを開きます。
↓
テーブルにリストビューを作成して集計フィールドが作成されていることを確認します。
この例ではリストビューに[科目]フィールドと[科目合計]集計フィールドを設定しています。

↓

リストビューに表示させるフィールドがグループ化のキーとなるため、ここでは科目ごとの合計金額が表示されます。
参考:リストビューに集計フィールドを設定するとリストビューは編集できなくなります。これはリストビューに表示されるデータが、レコードの内容ではなく集計した結果になるためです。
テーブルを用意します。
この例では、ユーザーごとの勤務可能エリアを登録した求人希望テーブルを作成します。

集計フィールドを追加します。
勤務可能エリアフィールドをLIST関数で集計します。

ページにリストビューを設定します。
列にユーザーアカウントと集計フィールド1を設定し、ユーザーアカウントごとに勤務可能エリアを集計したテーブルを作成します。

集計フィールドの検索機能を実装します。
テキストボックス型セルとボタン型セルを配置し、ボタンクリック時のコマンドを設定します。
[クエリー]コマンドで集計フィールド1を選択すると、検索条件にリストフィールド用の検索条件が表示されます。[指定したリストをすべて含む]を選択します。

デバッグ実行して、動作を確認します。
勤務可能エリアを入力して検索すると、そのエリアを含むデータを絞り込むことができます。

検索条件の値もリストとして扱われるため、カンマ区切りで複数項目を含むデータを絞り込むこともできます。
