検査関数は、フィールド値やパラメーター値を判定するために使用します。IIF関数内などでよく使用されます。
オブジェクトが配列の場合はTrueを返します。
構文
IsArray(object
)
引数
object
:検査するオブジェクトです。 例:
次の式を使用して、Commentsフィールドが配列かどうかを判別できます。
{IsArray(Comments)}
オブジェクトが日付かどうかを示すブール値を返します。有効な日付、または時刻として評価できる場合にはTrueを返します。
構文
IsDate(object
)
引数
object
:検査するオブジェクトです。 例:
次の式を使用して、ShipDateフィールドが日付かどうかを判別できます。
{IsDate(ShipDate)}
オブジェクトがエラーと評価される場合はTrueを返します。
構文
IsError(object
)
引数
object
:検査するオブジェクトです。 オブジェクトがNULL値と評価される場合はTrueを返します。
構文
IsNothing(object
)
引数
object
:検査するオブジェクトです。 例:
次の式を使用して、CommentsフィールドがNULL値かどうかを判別できます。
{IsNothing(Comments)}
オブジェクトが数値として評価できる場合にTrueを返します。
構文
IsNumeric(object
)
引数
object
:検査するオブジェクトです。 例:
次の式を使用して、SalesAmountフィールドが数値かどうかを判別できます。
{IsNumeric(SalesAmount)}
IsNothing関数は、値がNullであるかどうかを判定するために使用されます。
たとえば、IsNothing関数を使用してレポートパラメーターが入力されているかどうかをIIF関数を使って判定し、次のような動作を実現できます。
パラメータを入力せずに[プレビュー]ボタンをクリックした場合には、「パラメータ値が入力されていません。」と表示されます。
パラメータ値を入力して[プレビュー]ボタンをクリックすると、入力したパラメータ値が表示されます。