サーバー管理ポータルとアプリケーションのプログラムの実行ログを記録します。問題発生時の追跡とデバッグを容易にします。
履歴タブでは、出力された診断ログの検索、閲覧ができます。
診断ログはタイムスタンプ、ログレベル、スレッドID、Trace-Context-Id、アプリケーション名、プロセス名、ログ内容の7つの部分で構成されます。
タイムスタンプ | ログの出力時刻です。 この時刻とテキストファイルの時刻にはわずかな差(数ミリ秒)がある場合があります。 |
ログレベル |
診断ログは問題の深刻度によって、Trace、Debug、Information、Warning、Errorの5つのレベルに分けられています。規定値はInformationで、Information、Warning、Errorログが出力されます。 Errorレベルのログは赤、Warningレベルのログは黄、その他のレベルはデフォルトの色で表示されます。 |
スレッドID | ログを記録するスレッドのIDです。並列処理を行うアプリケーションでは、同時に複数のリクエストのログが出力されます。このとき、スレッドIDは特定の問題に関連するログを絞り込むのに有効です。 |
アプリケーション名 | ユーザーが発行したアプリケーションの名前です。 ただし、アプリケーション名を持たない他のサービス(ユーザー管理など)では、プロセス名が表示されます。 |
プロセス名 | WorkerService、UserService、Server2などのプロセス名です。 |
ログの内容 | ログの内容。 |
[]をクリックすると詳細設定ダイアログが表示されます。[ログに表示する項目]、[表示の補助機能]、[フォントサイズ]、[スクロールで読み込む行数]を設定できます。
ログに表示する項目 | チェックした項目を診断ログに表示します。 |
表示の補助機能 | チェックした補助機能を有効にします。 |
フォントサイズ | ログのフォントサイズです。 既定のフォントサイズは13.5ピクセルです。 |
スクロールで読み込む行数 | 診断ログはスクロールに応じて行を追加読み込みし、この設定では1度に読み込まれるデータの行数を指定します。 規定値は100です。 |
追跡を容易にするために、ログには処理ごとにTrace-Context-Idが付与されています。キーワード検索に使用することで、処理に対応する監査ログと追跡ログを簡単に絞り込めます。
サーバー管理ポータルおよびアプリケーションごとにログレベルを設定できます。選択したレベルのログだけでなく、上位レベルのログも記録されます。たとえば、ログ レベルを「Information」に切り替えると、診断ログには、Information、Warning、Errorレベルのログが記録されます。
設定が完了したら、「設定を保存」ボタンをクリックします。
ログデータの保存設定です。設定項目についてはログファイルの出力先と管理の「ログの保存設定」を参照してください。