開発環境では、「C:¥Users¥<ユーザー名>¥AppData¥Local¥Temp¥ForguncyDesignerLog」配下に下記のフォルダ構成でログが出力されます。
App |
Forguncy Builderに含まれているアプリサーバーが出力するログ |
Designer |
Forguncy Builderが出力するログ |
ForguncyReportEngine |
Forguncy Builderに含まれているレポートサーバーが出力するログ |
ForguncyUserService |
Forguncy Builderに含まれているユーザー管理サービスが出力するログ |
ファイルの保存先はサーバー管理ポータルの保存フォルダーで指定します。
フォルダー名 |
概要 |
ログ内容の確認方法 |
---|---|---|
[アプリケーション名] DiagnosticLog |
アプリケーションの診断ログ |
サーバー管理ポータルの「診断ログ」で確認します。プロセス名は「Server2」です。 |
WebsiteLog |
アプリケーションの監査ログ |
サーバー管理ポータルの「監査ログ」で確認します。 |
ForguncyReportEngine | レポートサーバーが出力する診断ログ | サーバー管理ポータルの「診断ログ」で確認します。プロセス名は「Ar」です。 |
ForguncyWorkerService |
Forguncyのサービスに関する診断ログ |
サーバー管理ポータルの「診断ログ」で確認します。プロセス名は「WorkerService」です。 |
ForguncyUserService DiagnosticLog |
サーバー管理ポータルの診断ログ |
サーバー管理ポータルの「診断ログ」で確認します。プロセス名は「UserService」です。 |
WebsiteLog | サーバー管理ポータルの監査ログ | サーバー管理ポータルの「監査ログ」で確認します。 |
サーバー管理ポータルのログはログデータベースとログファイルの双方に保存されます。
監査ログはアプリケーションごとにログの保存設定ができます。ログファイルの保存先は保存フォルダーから設定できます。
ログデータの増加によってストレージの空き容量を圧迫することを防ぐため、監査ログと診断ログのいずれもログデータの保存期間と最大サイズを設定で管理できます。
ログデータを保存する日数 |
ログデータベース内のログデータを保持する日数です。 |
保存するログファイルの最大数 |
ログファイルの最大数です。 既定値は空で、保持するファイル数に制限がないことを意味します。 |
ログファイルの保存期限(日数) |
ログファイルを保持する最大日数です。既定値はログデータベースを保持する日数と同じ28日です。 |
1つのログファイルの最大サイズ(MB) |
1つのログファイルの最大サイズです。既定値は10MBで、ログファイルのサイズが10MBを超えると、システムは自動的にログを新しいファイルに分割します。 |
設定によるログファイルの作成と削除
ログファイルは次のように作成または削除されます。
ログファイルは日付別に次の名前で作成されます。
ファイルの名前:Forguncy.[アプリケーション名].[プロセス名].[ログ名][YYYYMMDD].log
例)Forguncy.AppsName.Server2.Audit20241201.log
ログファイルのファイルサイズ「最大ファイルサイズ(MB)」を超えると新たなログファイルが作成され、ログが分割されます。この時のログファイルの名前は次のようになります。
1つ目の分割ファイルの名前:[ログファイル名]_001.log
2つ目の分割ファイルの名前:[ログファイル名]_002.log
例)Forguncy.AppsName.Server2.Audit20241201_001.log
WebsiteLogフォルダーのファイルが「保存するファイル数」で定義したファイル数が超えると、もっと古いログファイルは削除対象になります。
「保存するファイルの期限(日数)」で指定した日数が経過したファイルは削除対象になります。
注意:
削除対象のログファイルが削除されるタイミングは次の2つです。
Forguncy Serverの起動もしくはアプリケーションが再開されたタイミング
最大ファイルサイズを超えてファイルが分割されたタイミング
ログデータベースの監査ログデータは、対象のアプリケーションが削除されると消去されます。
サーバー管理ポータルで参照できるログファイルの設定情報は、JSON形式ファイルとして以下のフォルダに保存されます。ファイルを直接書き換えることでもログ設定を変更することが可能です。
C:¥Users¥Public¥Documents¥ForguncyServer¥log-config-us.json
C:¥Users¥Public¥Documents¥ForguncyServer¥[アプリケーション名]¥log-config-app.json
開発環境(Forguncy Builder)のデバッグ実行時のログ設定を開発時ユーザーアカウント管理から行うことは出来ませんが、以下のJSONファイルから設定できます。例えば、診断ログのログレベルを0(Trace)に設定することで、デバッグ実行時の診断ログをより詳細に確認することが出来ます。
C:¥Users¥Public¥Documents¥ForguncyServer¥log-config-local.json
ログデータベースには、組み込みのInfluxDBを使用しています。InfluxDBのデータファイルは以下のフォルダに存在します。
C:¥Users¥Public¥Documents¥ForguncyLogDatabase¥.influxdbv2