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ベストプラクティス / 開発 / フロントエンド開発
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    フロントエンド開発
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    開発ルール

    複数人で開発するアプリケーションの保守性を高めるためには、実装した内容の可読性が重要になります。可読性の高さはシステム改修などのメンテナンス時に影響するため、下記のような開発ルールを定義することを推奨します。

    ページデザイン

    以下は、ページのデザインにおいて考慮するべき内容です。

    スタイルの統一

    Webサイトにおいて、ページやボタンごとにスタイルが統一されていない場合、UXや保守性の低下を招くだけでなく、誤操作にもつながる可能性があります。そのため、用途に沿ったスタイルを設定する必要があります。特に削除ボタンやデータ更新ボタン、確定ボタンなど、アプリケーションにおいて重要な役割を担う処理を行う要素には、適切なスタイルを設定してください。

    スタイルの統一には下記の機能が利用できます。

    適切なインタラクション

    Forguncyには主に3つのインタラクションがあります。インタラクションとは、ユーザーの操作とWebアプリケーションの相互作用のことです。インタラクション処理を適切に実装することで、機能性やユーザビリティの向上が期待できます。

    エラーハンドリングと通知

    ユーザー操作が伴う処理やその処理結果の応答に使用します。

    不正な値が検知された際や業務ロジックのエラーに備えて、適切にエラーハンドリングを行い、必要に応じてエラー内容をユーザーに通知します。また、データの削除や更新処理などの処理を実行する前には確認の通知を行うとよいでしょう。

    数式と関数

    数式や関数はページ上の値を参照した計算やフロントエンドでの即時的な計算処理に使用します。

    Forguncyには、Excelと同様の計算やデータ操作に使用可能な数式と関数が用意されています。また、テーブルにはデータべース上で数式による計算結果を保持する数式フィールドを使用できます。

    コマンド

    一般的なアプリケーション開発においてプログラミングで実現する業務ロジックの作成に相当するのがコマンドです。

    Forguncyでは、使用箇所や頻度に応じた3種類のコマンドが用意されています。

    コマンドタイプ

    トリガー

    説明

    コマンド(通常)

    ボタンやページ上の要素のクリック、テキストボックスなどの値変更、ページロードなど

    通常ユーザー操作によって実行され、フロントエンドで動作する処理の実装に使用します。
    (例:ページ遷移やポップアップメッセージの表示など)

    再利用コマンド

    コマンド(通常)

    同じ実装が必要なコマンド処理を定義することで再利用を可能にします。フロントエンドだけではなく、サーバーサイドコマンドを呼び出すこともできるため、両方のコマンドを含めることができます。

    コマンド(サーバーサイド)

    コマンド(通常)やサーバーサイドコマンドからの呼び出し、スケジュールタスク、他アプリケーションからのHTTPリクエスト送信

    バックグラウンドでのバッチ処理や高負荷なデータ処理などはサーバーサイドのコマンドを使用します。

    また、アーキテクチャとしてフロントエンドとバックエンドの分離する場合は主にデータ処理をサーバーサイドで実装します。