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このトピックで
    発行したアプリに含まれるオブジェクトと設定の変更管理
    このトピックで

    発行されたアプリケーションをメンテナンスする場合、アプリケーションに含まれるオブジェクトや設定によって変更方法が異なります。
    ここでは、発行後のアプリケーションに含まれるオブジェクトや設定の変更について次の3つにわけて説明します。

    1. Forguncy Builderでのみ定義できるもの

      Forguncy Builderでのみ作成や定義ができるオブジェクトです。アプリケーションに反映するにはプロジェクトファイルで変更し再発行が必要です。

    2. Forguncy ServerとForguncy Builderで同期できるもの

      発行後のオブジェクトや設定はForgncy Serverで変更ができます。またForgncy Serverで変更した内容はForguncy Builder側に同期する機能が用意されています。

    3. Forguncy BuilderとForguncy Serverのそれぞれで定義するもの

      Forguncy BuilderとForguncy Serverのそれぞれ別に設定が必要です。

    Forguncy Builderでのみ定義できるもの

    Forguncy ServerとForguncy Builderで同期できるもの

    オブジェクトや設定

    発行または再発行時の動作

    設定の変更/同期の方法

    内部テーブル

    • テーブル構造

    • テーブルデータ

    • データアクセス権限

    • テーブルの名前変更/削除

    • フィールドプロパティ

    • ワークフロー

    • コピーテーブル

    • 状態保存テーブル

    • ユーザー定義ビュー、ユーザー管理ビュー、ワークフロー履歴ビュー

    • 発行時

      サーバーに発行されます。

    • 再発行時

      サーバーへ発行する際の「サーバー上のデータベース(スキーマ、ワークフロー設定、データアクセス権限)を変更する」オプションで、データベースの上書きの有無または、変更されたテーブル構造の差分のみを反映するかを指定できます。

    運用環境で更新されたデータは、「発行」リボンタブの「サーバーデータの取得」でプロジェクトファイルに取得することができます。

    外部テーブル

    • テーブル構造

    • テーブルデータ

    • データアクセス権限

    • テーブルの名前変更/削除

    • フィールドプロパティ

    • ワークフロー

    • コピーテーブル

    • 状態保存テーブル

    • ユーザー定義ビュー、ユーザー管理ビュー、ワークフロー履歴ビュー

    • 発行時

      サーバーに発行されます。

    • 再発行時

      サーバーへ発行する際の「サーバー上のデータベース(スキーマ、ワークフロー設定、データアクセス権限)を変更する」オプションで、データベースの上書きの有無または、変更されたテーブル構造の差分のみを反映するかを指定できます。

    Forguncy BuilderとForguncy Serverが同じ外部データベースに接続している場合、データを同期する必要はありません。

    Builderの接続名がサーバーの接続名と同じ場合、サーバーのデータを同期すると、Builderのデータはサーバーのデータで上書きされません。

    サーバーの接続名がBuilderに存在しない場合、サーバーのデータを同期し、サーバーのデータをBuilderに同期できます。

    権限設定

    • 発行時

      サーバーに発行されます。

    • 再発行時

      サーバーへ発行する際の「サーバーへのリソース権限を上書きする」オプションで、サーバーへのリソース権限を上書きするかどうかを指定できます。

    「発行」リボンタブの「サーバーデータの取得」にある「サーバーリソース権限の取得」からリソース権限を同期できます。

    ユーザー情報

    ユーザー

    アプリケーションの発行の設定「ユーザーアカウント情報を含める」をチェックした時に発行されます。
    この時、同じ名前のユーザーがサーバー側に存在する場合はサーバー側のユーザー情報(指名、メールアドレス、有効/無効)が保持されます。 サーバー側に存在しないロールがユーザーに設定されている場合はそのロールを追加します。

    サーバー管理ポータルの「内部管理」でユーザー情報を変更できます。

    なお、サーバー側のユーザー情報をForguncy Builderでも使用したい場合、バックアップ機能で作成されたバックアップファイルを使用してサーバーのユーザー情報をForguncy Builderに取り込めます。または、Excelファイルにエクスポートしたユーザー情報をインポートすることも可能です。

    ロール

    アプリケーションの発行の設定「ロール情報を含める」をチェックした時に発行されます。
    サーバー側に同じ名前のロールが存在し、そのロールに属するユーザーが異なる場合は、ロールにユーザーを追加します。

    組織

    アプリケーションの発行の設定「組織情報を含める」をチェックした時に発行されます。
    サーバー側に同じ組織がない場合は、すべての組織情報がサーバー側に追加されます。組織構造の上位階層が同じでも、子階層の組織が異なる場合には異なる子階層の組織情報のみサーバー側に追加されます。

    組織レベル

    アプリケーションの発行の設定「組織情報を含める」をチェックした時に発行されます。
    サーバー側に存在する組織レベルは上書きされません。

    拡張属性

    拡張属性は、アプリケーションの発行の設定「ユーザーアカウント情報を含める」をチェックした時に発行されます。サーバー側に存在しない拡張属性のみが追加されます。

    データ接続文字列

    「発行」リボンタブの「サーバーデータの取得」にある「サーバーリソース権限の取得」からリソース権限を同期できます。サーバー上のデータ接続文字列を変更しない場合、Builderの同じ名前でサーバーのデータ接続文字列が上書きされます。ユーザーがサーバー上のデータ接続文字列を変更した場合、Builderの同じ名前でサーバーのデータ接続文字列が上書きされることはありません。ユーザーがBuilderでデータ接続文字列の名前を変更し、サーバー上のデータ接続文字列を変更した場合、サーバー上のデータ接続文字列は削除され、名前の変更はサーバーに発行されます。

    「発行」リボンタブの「サーバーデータの取得」を使用してサーバーから接続文字列を同期できます。

    スケジュールタスク
    (トリガーが「スケジュールに従う」に設定されたもの)

    公開設定の 「サーバーのスケジュール タスク設定を上書きする」 を変更して、スケジュール タスクのトリガー設定を上書きするかどうかを決定できます。

    スケジュールのトリガー設定で「スケジュールに従う」が選択されている場合にのみ機能します。

    「発行」リボンタブの「サーバーデータの取得」を使用してサーバーからスケジュールのの設定を取得できます。

    スケジュールタスクのトリガーが「スケジュールに従う」を選択している場合にのみ機能します。

    Forguncy BuilderとForguncy Serverのそれぞれで定義するもの

    設定値

    再発行時の動作

    設定の変更

    グローバル変数

    サーバー管理ポータルとForguncy Builderの両方に同じ変数がある場合は、発行時にグローバル変数の値は上書きされません。サーバー管理ポータルの値が使用されます。グローバル変数がサーバーに存在しない場合のみサーバー側に追加します。

    Forguncy Builderとサーバー管理ポータルのそれぞれで設定します。

    送信(SMTP)設定

    発行されません。

    アカウントセキュリティ
    (パスワードポリシー、アカウントのロックアウト、二要素認証)

    認証プロバイダー