このトピックで
「通常プロセス」は、設定した複数のプロセスに従って、ワークフローを段階的に進めます。
通常プロセスの追加
リスト内のステップ行を選択して「新しい通常プロセス」をクリックすると、選択行の後に通常プロセスを追加できます。
- 追加するプロセスは、リスト下のエリアで定義します。ワークフローで一連の処理を構成する1つのプロセスの「実行前の状態」、「アクション」、「コマンド」、「条件」、「実行後の状態」、「担当者」を設定します。
- 選択行の「実行前の状態」列をクリックした時に表示される[+][-]でプロセスの追加、削除ができます。
通常プロセスの設定
通常プロセスの設定値は以下のとおりです。
実行前の状態 |
アクションが実行される前のワークフローの状態を定義します。 |
アクション |
担当者が実行可能なアクションを設定します。 設定されたアクションは、ページに設定されたワークフローバーで担当者が実行可能なボタンとして表示されます。 リスト内のプロセスを選択しアクション列の[+]をクリックすると、選択した1つのプロセスに対して複数のアクションを設定できます。ただし、1つのプロセスにおけるアクション名は重複しないように注意してください。
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条件 |
条件により「実行後の状態」や次の「担当者」を変更する場合に使用します。条件を追加すると、アクションに設定した文字がワークフローバーにボタンとして表示されます。 たとえば、金額が50,000円以上であれば担当者は上司(アクションは「上司提出」に設定)、50,000円未満であれば担当者は経理(アクションは「経理提出」に設定)、というように金額により次の処理の担当者を変更することができます。 ワークフローバーには、アクションに設定した「上司提出」「経理提出」の2つのボタンが表示されます。
(例)
条件の判定は上から下に向かって判定されるため、一番下に未入力の条件を設定することでどの条件にも合致しない場合のアクションを作成できます。 |
コマンド |
アクション実行前と実行後にコマンドを設定できます。設定できるコマンドについては、コマンド(通常)を参照してください。 ただし、数式を使うコマンドで、ページのセルを指定することはできません。
注意:コマンド処理の実行タイミング
コマンド処理が実行されるのは、アクションボタンが押された後に表示される確認ダイアログ内のOKボタンが押されたタイミングです。 アクションボタンが押された直後ではないことに注意してください。 |
承認タイプ |
承認する人が一人でよいか、全員の承認が必要かを設定します。
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実行後の状態 |
アクションが実行された後のワークフローの状態を定義します。 |
担当者 |
アクションが実行された後の、次のプロセスの担当者を定義します。 ドロップダウンリストを表示し、ロール/カスタム/ユーザータブのリストから選択します。 テーブルにユーザーアカウント型のフィールドを設定している場合、カスタムに表示されます。
上記画面の「ロール」タブ内でロール名を選択すると画面下に「組織情報に基づきフィルタをかける」チェックボックスが表示されます。ここをチェックすると、次のプロセスの担当者を組織別にログインユーザーでフィルタします。(なお、本機能を使用するためには[組織のロール]の設定が必要です。そのため、「Windows Active Directory用認証プロバイダー」などの[組織のロール]の設定が行えない認証方式では、本機能を使用できません。)
ログインユーザーでフィルタリングしたくない場合は、[詳細設定...]をクリックすることで、作成者、最終変更者、またはテーブルのユーザー列などの他のフィルタ条件を選択できます。
上記の赤枠では、ワークフローバーで次の選択ができるように設定できます。
- [上記のユーザーから一人を選択]
「担当者」で設定したユーザーの中から一人を次の担当者として選択できます。
- [上記のユーザーすべて]
「担当者」で設定したユーザー全員が次の担当者になります。 このうち誰か一人が処理を実行すると、次の状態に遷移します。 ※設定されているユーザー全員が次の処理を実行する必要があるわけではありません。 |