テーブル、またはビューのレコードについて、各ロールや特定のユーザーごとの表示・更新・削除権限が設定できます。ユーザー情報ビューやワークフロー履歴ビューといったシステムビューでは、表示権限のみが編集できます。
ここでは、ユーザー情報を記録したテーブルについて、次のような権限を設定する場合を例に説明します。
作成者は、自分自身の作成したレコードを閲覧・編集できるが、削除はできない。
作成者のリーダーは、すべてのレコードを閲覧できるが、編集・削除はできない。
Administratorは、すべてのレコードを閲覧・編集・削除できる。
他のユーザーは、他のユーザーが作成したレコードは閲覧できない。
組織について以下のように設定します(作成者のリーダー用)。
組織名 |
親組織 |
営業部 |
- |
第1営業グループ |
営業部 |
第2営業グループ |
営業部 |
ユーザー |
組織名 |
リーダーかどうか |
Takafumi |
営業部 |
true |
Hideki |
第1営業グループ |
true |
Keiko |
第1営業グループ |
false |
Ikuma |
第2営業グループ |
true |
Kazuaki |
第2営業グループ |
false |
「社員情報」という名前でテーブルを作成します。
右ペインで[レコードレベルのアクセス制御]をチェックし、[権限の編集…]をクリックします。
以下のように権限を設定し、[OK]をクリックします。
テーブル「社員情報」からページを作成し、[ホーム]→[(デバッグ)]で確認します。
Keikoでログインし、自分の情報を登録します。
Kazuakiでログインすると、Keikoが作成したレコードを閲覧できません。Kazuakiの権限で、自分の情報を登録します。
Hidekiでログインすると、Keikoの作成したレコードを閲覧できますが、編集はできません。Hidekiの権限で、自分の情報を登録します。
Takafumiでログインすると、Keiko、Kazuaki、Hidekiが作成したレコードをすべて閲覧できますが、編集はできません。
Administratorでログインすると、すべてのユーザーが作成したすべてのレコードを閲覧・編集・削除できます。