Tableデータ領域の場合、RowNumber関数を使用して行番号を出力することができますが、Tablixデータ領域では同じ方法は使用できません。Tablixデータ領域の場合、RunningValue関数を使用します。RunningValue関数については集計を参照してください。
下の図は、RunningValue関数を使用してグローバルの行番号とグループの行番号を出力したものです。グローバルの行番号は、データ全体を範囲としてカウントした番号です。グループの行番号は、個々のグループをのみに範囲としてカウントした番号です。
例1:
例2:
例1と例2では、設定方法が少し異なります。それぞれの場合に分けて説明します。
これはグローバルの行番号の表示に使用します。同様の操作で、「出荷先市区」の左側にも列を1つ追加します。これはグループの行番号の表示に使用します。
RunningValue関数の第二引数にCountdistinctを指定することで、重複値を除いたカウントとなります。
ヘッダーには「市区番号」と入力します。 グループの行番号を出力するセルを選択し、[値]プロパティに「{RunningValue(出荷先市区, Countdistinct, "Tablix1_出荷先市区_グループ")}」と入力します。「Tablix1_出荷先市区_グループ」の部分は先ほどコピーしたグループの名前です。RunningValue関数の第三引数にグループ名を指定することで、そのグループごとに集計を行います。
同じ操作を繰り返し、合計で2つの列を追加します。1つはグローバルの行番号の出力に、もう1つはグループの行番号の出力に使用します。
カウント対象はレベル1グループのフィールド値とレベル2グループのフィールド値となるため、「出荷先都道府県 & カテゴリ」を指定しています。
ヘッダーに「市区番号」と入力し、グループセルを選択して、式「{RunningValue(カテゴリ, "CountDistinct", "Tablix1_出荷先都道府県_グループ)}」を入力します
「Tablix1_出荷先都道府県_グループ」はレベル1グループの名前です。。
3列分のセルを複数選択した状態で、右クリックしてコンテキストメニューから[セル]-[セルの結合]を選択してセルを結合します。