変換関数は、データ型を変換するために使用されます。 たとえば、数字のみを含む文字列の値を数値に変換します。
指定した値をブール値に変換します。
構文
ToBoolean(value
)
引数
value
:変換する値です。 例:
次の式を使用して、TrueまたはFalseを含む文字列をブール値に変換できます。
{ToBoolean("true")}
指定した値を8ビット符号なし整数に変換します。
構文
ToByte(value
)
引数
value
:変換する値です。 指定した値をUnicode文字に変換します。
構文
ToChar(value
)
引数
value
:変換する値です。 例:
次の式を使用して、著作権マークの文字「©」に変換できます。
{ToChar(169)}
指定した値を日付と時刻の値に変換します。
構文
ToDateTime(value
)
引数
value
:変換する値です。 例:
次の式を使用して、2020-05-06の文字列を日付型のオブジェクトに変換することができます。
{ToDateTime("2020-05-06")}
指定した値を数値に変換します。変換先の値は次の通りです。
構文
value
)
value
)
value
)
value
)
value
)
value
)
value
)
value
)
value
)
value
) 引数
value
:変換する値です。 例:
次の式を使用して、123の文字列を数値に変換することができます。
{ToInt16("123")}
指定した値を文字列に変換します。
構文
ToString(value
)
引数
value
:変換する値です。 例:
次の式を使用して、123.456の数値を文字列に変換することができます。
{ToString(123.456)}
値を指定された形式の文字列に変換します。
構文
<String>.ToString(format
)
引数
format
:書式設定する値です。使用可能な書式文字列については、データの表示形式を参照してください。 例:
次の式を使用して、現在のOrderDateフィールドの値を書式を設定した値へと変換します。
{OrderDate.ToString("dd MMM yyyy")}
書式文字列に従って書式設定された値を文字列として返します。
構文
Format(value
, format
)
引数
value
:書式設定する値です。
format
:書式文字列です。使用可能な書式文字列については、データの表示形式を参照してください。 例:
次の式を使用して、UnitPriceフィールドを小数点以下3桁の通貨として書式設定することができます。
{Format(UnitPrice, "c3")}
ToString関数は、指定した値を文字列に変換する使い方以外に、値を指定した形式の文字列に変換する方法があります。
たとえば日付型のデータ「2021年12月30日」を文字列「2021-12-30」に変換できます。パラメータに指定できる値は、Format関数で使用するformatパラメーターと同様です。
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ToDateTime関数は文字列を日付時刻データに変換できます。
たとえば文字列「2019-12-31」を日付型のデータに変換した場合、出力は以下のようになります。
↓