ここでは、アプリケーションの更新と共にデータベース(テーブル)の構造や設定なども同時に変更する方法を説明します。データベースは、Forguncy内部データベースだけでなく、SQL
ServerやOracle Databaseなどの外部データベースの場合も含みます。
以下の手順で、現在運用中のデータベースをForguncy
ServerからForguncy Builder(開発環境)にダウンロードし、開発環境上でアプリケーションと共に修正して再度Forguncy
Serverに発行します。
1 Forguncy Builderの[発行]→[メンテナンスモードに設定]をクリックします。
メンテナンスモードを選択すると、サーバーのアプリケーションは停止します。このため、作業中にサーバー側でデータベースが更新されてしまい再発行時にデータベースの不整合が生じるといったことを防ぐことができます(データベースが外部データベースを使用しており、停止したForguncyアプリケーション以外からもデータの更新が行われる場合を除く)。もしサーバーのアプリケーションを停止したくない場合は、この手順の1と下記の手順の2は省略できますが、データベースの不整合についてご注意ください。
2 サーバーの設定が正しいことを確認して[OK]をクリックします。
サーバー |
Forguncy Serverがインストールされているコンピューター名(マシン名)、URL、もしくはIPアドレスを指定します。 |
ユーザー名 |
Forguncy
Serverのユーザー名を指定します。Windowsのユーザーではないことに注意してください。 |
パスワード |
ユーザーのパスワードを指定します。既定のユーザーアカウント「Administrator」の既定のパスワードは「123456」です。 |
アプリケーション名 |
メンテナンスモードに設定したいアプリケーションのアプリケーション名を指定します。アプリケーション名は最終的にユーザーが利用するアプリケーションの宛先URLから確認できます。 |
※[接続の確認]をクリックするとサーバーとの接続テストが実行されます。
次のダイアログが表示されて、Forguncy Server上のアプリケーションはメンテナンスモードに移行します。
メンテナンスモード中はユーザーにはメンテナンス中であることを通知する画面が表示され、アプリケーションは使用できなくなります。
3 [発行]→[運用データベースの取得]をクリックします。
Forguncy内部データベースを使用しておらず、外部データベース(リンクテーブル)のみを使用している場合、本手順3から手順5までの操作は不要です。
これをクリックすることで、サーバーから運用中のデータベースを開発環境上にダウンロードできます。このとき、開発環境上のデータベースは上書きされます。すでに開発環境上のデータベースに対し新規テーブルを追加していたなどのことがあれば、事前にバックアップをしておくことで、ダウンロード後にそのバックアップしておいたプロジェクトからテーブルをインポートすることができます。
4 Forguncy Serverの設定が正しいことを確認して[OK]をクリックします。
※[接続の確認]をクリックするとForguncy Serverとの接続テストが実行されます。
5 次のダイアログが表示されます。Forguncy Builderのテーブルが上書きされても問題のないことを確認して[はい]をクリックします。
6 Forguncy Builderでアプリケーションを修正して保存します。
ForguncyのテーブルはForguncy Serverと同じ状態になっています。この状態でアプリケーション、およびデータベース部分を修正して保存します。
7 [発行]→[サーバー]をクリックします。
8 [サーバー上にあるデータベースを上書きする]をチェックします。
本設定[サーバー上にあるデータベースを上書きする]は、Forguncy内部データベースだけでなく、SQL ServerやOracle Databaseといった外部データベースをリンクテーブルとして使用しており、それらのテーブルを変更した際にも必要(有効)な設定です。
9 [発行]をクリックするとアプリケーションとデータベースがForguncy Serverに発行され上書きされます。
10 [発行]→[メンテナンスモードの解除]をクリックします。
11 Forguncy Serverの設定が正しいことを確認して[OK]をクリックします。
※[接続の確認]をクリックするとForguncy Serverとの接続テストが実行されます。
Forguncy Serverのアプリケーションのメンテナンスモードが解除されユーザーはアクセス可能になります。