ロールに権限を割り当てる方法について説明します。
この割り当ては運用時のサーバー管理ポータル画面で、かつAdministratorユーザーでログインした場合にのみ行えます。開発時ユーザーアカウント管理画面では行えません。
ロールに権限を割り当てることで、そのロールに含まれるユーザーは、「サーバー管理ポータル」にログインして、割り当てられた権限の機能を利用できます。ただし、サーバー管理ポータル画面にログインできるのは、フォーム認証のユーザーアカウントのみであることから、権限が有効となるのはそのロールに含まれるフォーム認証のユーザーのみです。
たとえば「事業部長」というロールがあり、そのロールに「ユーザーの追加」の権限を割り当てたとします。「事業部長」が付与されているユーザーは、「ユーザーアカウント管理」にログインして「ユーザーの追加」が行えます。権限が割り当てられていない機能のボタンやアイコンは非表示になり使えなくなります。
[内部管理]-[ロール]を選択し、ロール名の右側のアイコンをクリックします。
権限を付与したいロールにマウスをあてると右側にアイコンが表示されるので、それをクリックします。
割り当てたい権限をチェックしてOKをクリックします。
これでロールに対する権限の割り当ては完了です。
「割り当て権限の編集」画面で割り当てられる権限は次のとおりです。
ユーザー
ユーザーの追加/削除/編集の権限を割り当てます。
ユーザーの追加 |
ユーザー情報の編集 |
ユーザーの削除 |
組織レベル
組織レベルの追加/削除/編集の権限を割り当てます。組織レベルの追加を参照してください。
組織レベルの追加 |
組織レベルの削除 |
組織レベルの編集 |
組織
組織情報の保存、組織へのメンバーの追加や削除の権限を割り当てます。組織の追加を参照してください。
設定の保存 |
メンバーの追加 |
この組織から削除 |
拡張属性
拡張属性の追加/削除/編集の権限を割り当てます。ユーザーの管理を参照してください。
新しい拡張属性の追加 |
属性の編集 |
属性の削除 |
送信(SMTP)設定
メール送信サーバーの設定権限を割り当てます。メール送信サーバーの設定を参照してください。
設定の保存 |
バックアップと復元
ユーザーアカウント情報のバックアップ、ユーザーアカウント情報のExcelへのエクスポートの権限を割り当てます。ユーザーアカウント情報のバックアップと復元、およびユーザー情報のインポートとエクスポートの「Excelファイルのインポート」を参照してください。
バックアップ |
Excelエクスポート |
ライセンス
運用ライセンスの登録と解除の権限を割り当てます。運用ライセンスのライセンス認証を参照してください。「ライセンス」がチェックされていないアカウントでログインした際は、「ユーザーアカウント管理」の[ライセンス]メニュー自体が非表示になります。
ライセンス認証 |
ライセンス認証解除 |
その他
Forguncy Builderからのアプリケーションの発行と運用データベースの取得権限を割り当てます。アプリケーションの発行、アプリケーションの更新(データベースを変更する場合)を参照してください。
アプリケーションのサーバーへの発行 |
運用データベースの取得 |
参照のみの権限設定についてはサポートしておりませんが、サーバー管理ポータルにログインしたユーザは権限に寄らず、以下のメニューにアクセス可能となります。
例えば、[その他]の[運用データベースの取得]権限を付与したロールを持つユーザは、ユーザー管理ポータルにログインしてユーザー、ロールおよび組織の閲覧が可能となります。
また、ユーザー管理ポータルの[アプリ]、[認証連携]、[送信(SMTP)設定]を除く[設定]メニューにはAdministratorユーザーのみがアクセス可能です。本設定による参照権限の付与は出来ません。