グラフをクリックした際に、クリックした位置に合わせて値の取得やコマンドの実行といったクリックイベントを定義できます。本機能が使用できるのは次のグラフ種です。
集合縦棒、積み上げ縦棒、100%積み上げ縦棒
マーカー付き折れ線、マーカー付き積み上げ折れ線、マーカー付き100%積み上げ折れ線
円、ドーナツ
集合横棒、積み上げ横棒、100%積み上げ横棒
散布図、散布図(平滑線とマーカー)、散布図(直線とマーカー)
バブル
塗分けマップ、バブルマップ
以下のグラフに対して、クリックイベントを設定する場合の例を説明します。
グラフオブジェクトを選択し、リボンの[グラフツール]コンテキストタブの[デザイン]タブにある[クリックイベント]をクリックします。
次の図のように[クリックイベント]ダイアログで、系列名、カテゴリー、値を設定し、[OK]ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。
リボンの[ホーム]タブから[開始](デバッグ)ボタンをクリックして動作を確認します。
グラフをクリックすると、クリックした位置に合わせて設定した系列、カテゴリー、値がページに表示されます。
ポップアップウィンドウとして開くページとして、以下のようなページ(ここでは名前を「詳細ページ」としています)を作成します。
リストビューのクエリー条件として、D2セルの値を参照するように設定しています。
グラフオブジェクトを選択し、リボンの[グラフツール]コンテキストタブの[デザイン]タブにある[クリックイベント]をクリックします。
[クリックイベント]ダイアログの[コマンド...]ハイパーリンクをクリックし、コマンドを設定するための[クリックイベント]ダイアログを開きます。
[ポップアップウィンドウの表示]コマンドを設定し、遷移先ページとして「詳細ページ」、受け渡す値として「=C27」、遷移先のセルとして「=D2」を設定します。
リボンの[ホーム]タブから[開始](デバッグ)ボタンをクリックして動作を確認します。
グラフをクリックすると、クリックした位置に合わせて、その詳細データがポップアップウィンドウ上のリストビューに表示されます。