テーブルのレコードについて、ロールや特定のユーザーごとの閲覧・編集・削除権限を設定できます。
ここでは、ユーザー情報を記録したテーブルについて、次のような権限を設定する例で説明します。
作成者は、自分自身の作成したレコードを閲覧・編集できるが、削除はできない。
作成者のリーダーは、すべてのレコードを閲覧できるが、編集・削除はできない。
Administratorは、すべてのレコードを閲覧・編集・削除できる。
各ユーザーは、他のユーザーのレコードは閲覧できない。
組織について以下のように設定します(作成者のリーダー用)。
|
組織名 |
親組織 |
|---|---|
|
Office |
- |
|
部署1 |
Office |
|
部署2 |
Office |
|
組織名 |
メンバー |
リーダーかどうか |
|---|---|---|
|
Office |
マネージャー |
true |
|
部署1 |
リーダー1 |
true |
|
部署1 |
ユーザー1 |
false |
|
部署2 |
リーダー2 |
true |
|
部署2 |
ユーザー2 |
false |
「社員情報」という名前でテーブルを作成します。
右ペインで[レコードレベルのアクセス制御]をクリックします。

「レコードレベルのアクセス制御を有効化する」をチェックして以下のように設定し、[OK]をクリックします。

テーブル「社員情報」からページを作成し、[ホーム]→[
(デバッグ)]で確認します。
ユーザー1でログインし、2つのレコードを作成してみます。

ユーザー2でログインすると、ユーザー1の作成した2つのレコードを閲覧できません。ユーザー2の権限で、1つのレコードを追加してみます。

リーダー1でログインすると、ユーザー1の作成した2つのレコードを閲覧できますが、編集はできません。リーダー1の権限で、1つのレコードを追加してみます。

マネージャーでログインすると、ユーザー1、ユーザー2、リーダー1の作成したレコードをすべて閲覧できますが、編集はできません。

Administratorでログインすると、すべてのユーザーが作成したすべてのレコードを閲覧・編集・削除できます。