Forguncyマニュアル
Forguncyのアップグレード
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バージョン4以前のForguncy Builderがインストールされている環境にForguncy 6 Builderをインストールする場合、そのForguncy Builderとは別にForguncy 6 Builderがインストールされます。以前のバージョンのForguncy Builderは削除されません。そのため、Forguncy 6 Builderにおいて、アップグレードインストールが行われることはありません。保守サービスのフリーアップグレードを利用している場合、開発ライセンスファイルの解除、もしくは開発ライセンス認証解除を行い、以前のバージョンのForguncy Builderをアンインストールする必要があることに注意してください。

なお、グレープシティが提供するプラグインをダウンロードして使用していた場合、Forguncy 6ではバージョン6用のプラグインをインストールする必要があります。詳細はプラグインを参照してください。

バージョン4以前のForguncy Serverがインストールされている環境の場合、そのForguncy Serverはバージョン6へとアップグレードされます。以前のバージョンのForguncy Serverを残したままForguncy 6 Serverをインストールすることはできません(異なるバージョンを1つの環境で併用することはできません)。

注意:アップグレード元となる以前のバージョンのForguncy Serverにおいて、すでに運用中のアプリケーションが存在する、もしくはユーザーやグループが登録済みである場合、本ページ内の「運用中のアプリケーションが存在する場合の注意事項」を必ず確認の上、アップグレードを行ってください。

このページでは、アップグレードの適用方法と注意事項について記載します。

Forguncy Serverのアップグレード

アップグレードインストールの動作がサポートされるのは、バージョン3、およびバージョン4からのアップグレードのみです。それよりも前のバージョンがインストールされている環境の場合、アップグレードインストールではなく、そのバージョンのForguncy Serverをアンインストールしてから新規にインストールしてください。

発行済みのバージョン4アプリのForguncy 6 Server上での動作について

Forguncy Serverのアップグレード前に発行され動作していたバージョン4のアプリケーションは、次の条件を満たすことでアップグレード後のForguncy 6 Server上でもバージョン4のアプリケーションとして引き続き動作させることが可能です。

本動作は、アップグレード後にバージョン4アプリの移行を行う期間を確保することを目的として提供しています。Forguncy 6 Server上でバージョン4のアプリケーションを永続的に使用することを推奨するものではありません。また、次のことに注意してください。

Forguncy 6 Server上で運用中のバージョン4のアプリケーションをバージョン6のアプリケーションへとアップグレードする方法については、本ページの「推奨されるアップグレード手順」 - 「バージョン4からのアップグレードの場合」の手順11と12を参照してください。

アップグレードインストール方法

Forguncy Serverのインストールに記載されている手順に従い、Forguncy 6 Serverをインストールしてください。バージョン3、およびバージョン4がインストールされている環境の場合、自動的にアンインストール処理が行われた後に、Forguncy 6 Serverのインストール処理が行われます。そのため、以前のバージョンのForguncy Serverを事前にアンインストールする必要はありません。

アップグレードインストールの場合、次の確認メッセージが表示されます。インストールする前に、記載事項を実施したことを確認してください。詳しくは、本ページ内の「運用中のアプリケーションが存在する場合の注意事項」を参照してください。

バージョン3からのアップグレードの場合

バージョン4からのアップグレードの場合

運用中のアプリケーションが存在する場合の注意事項

バージョン3からのアップグレードの場合

バージョン4からのアップグレードの場合

推奨されるアップグレード手順

バージョン3からのアップグレードの場合

  1. Forguncy 3 Serverで運用しているアプリケーションをメンテナンスモードに変更します。

    アプリケーションが動作している状態の場合、ユーザーがデータを更新してしまう可能性があるため、アプリケーションをメンテナンスモードへと変更してデータが更新されるのを防ぎます。バージョン3のヘルプにある「アプリケーションの更新(データベースを変更する場合)」に記載されている方法にしたがって、アプリケーションをメンテナンスモードへと変更してください。

  2. Forguncy 3 Serverで運用しているアプリケーションの最新のデータを取得する。

    プロジェクトファイル(開発環境)側のデータベースを運用中の最新のデータと同じ状態にしておくために、[運用データベースの取得]を行います。バージョン3のヘルプにある「アプリケーションの更新(データベースを変更する場合)」に記載されている方法にしたがって、最新のデータを取得してください。

  3. 既存のプロジェクトファイル(FGCS/FGCPファイル)のバックアップを作成する。

    アップグレードに失敗した場合を想定し、プロジェクトファイルのバックアップを作成します。運用しているすべてのアプリケーションのFGCPファイル、もしくはFGCSファイルをコピーして、バックアップを作成してください。

  4. Forguncy 3 Server上で運用しているアプリケーションのバックアップを作成する。

    アップグレードに失敗した場合を想定し、運用しているアプリケーションのアプリケーションのバックアップを作成します。バージョン3のヘルプにある「バックアップと復元」に記載されている方法にしたがって、データベースのバックアップを作成してください。

  5. Forguncy 3 Serverに登録しているユーザーをバックアップします。

    Forguncy 3 Serverでユーザーやロール、組織情報などを登録している場合、それらの登録情報をバックアップします。バージョン3のヘルプにある「ユーザーアカウント情報のバックアップと復元」に記載されている方法にしたがって、ユーザー情報をバックアップしてください。

  6. 保守サービスのフリーアップグレードを利用の場合、Forguncy 3 Serverの運用ライセンスファイルの解除を行います。

    バージョン3のヘルプにある「運用ライセンスの解除手順と再登録」に記載されている方法にしたがって、Forguncy 3 Serverの運用ライセンスファイルの解除を行います。

  7. Forguncy 3 Serverをバージョン6へとアップグレードします。

    本ページ内の「Forguncy Serverのアップグレード」に記載されている方法にしたがって、Forguncy 6 Serverにアップグレードします。

  8. Forguncy 6 Serverのライセンス認証を行います。

    運用ライセンス認証の手順に記載されている方法にしたがって、Forguncy 6 Serverのライセンス認証を行ってください。

  9. Forguncy 6 Serverでユーザーをバックアップから復元します。

    ユーザーアカウント情報のバックアップと復元に記載されている方法にしたがって、バックアップファイル(FUBAK)ファイルからユーザーを復元します。

  10. Forguncy 6 Builderをインストールします。

    Forguncy Builderのインストールに記載されている方法にしたがって、Forguncy 6 Builderをインストールします。なお、保守サービスのフリーアップグレードを利用している場合、開発ライセンスファイルの解除を行い、バージョン3のForguncy Builderをアンインストールする必要があることに注意してください。

  11. Forguncy 6 Builderのラインセンス認証を行います。

    開発ライセンスのライセンス認証に記載されている方法にしたがって、Forguncy 6 Builderのライセンス認証を行ってください。

  12. Forguncy 6 Builderでプロジェクトファイルを開きます。

    プロジェクトの読み込みに記載されている方法にしたがって、Forguncy 6 Builderで既存のプロジェクトファイルを開き、プロジェクトファイルをバージョン6の形式へと変換します。

  13. Forguncy 6 Builderでアプリケーションを再発行し、メンテナンスモードを解除します。

    再発行の方法は二通りありますが、2を選択する必要がなければ1の方法を推奨します。

    1. アプリケーションとデータベースの両方を発行する

      手順2で運用しているアプリケーションの最新のデータを取得済みであり、運用中のデータベースを上書きしても問題ない場合、アプリの更新(データベースを変更する場合)に記載されている方法にしたがって、アプリケーションを再発行し、メンテナンスモードを解除してください。

    2. アプリケーションのみを発行する

      アプリの更新(データベースを変更しない場合)に記載されている方法にしたがって、アプリケーションを再発行し、メンテナンスモードを解除してください。この際、[サーバー上にあるデータベースを現在のテーブルで上書きする]のチェックが外れていること、および[発行後にメンテナンスモードを解除する]のチェックがついていることを必ず確認してください。

バージョン4からのアップグレードの場合

  1. Forguncy 4 Serverで運用しているアプリケーションをメンテナンスモードに変更します。

    アプリケーションが動作している状態の場合、ユーザーがデータを更新してしまう可能性があるため、アプリケーションをメンテナンスモードへと変更してデータが更新されるのを防ぎます。バージョン4のヘルプにある「アプリケーションの更新(データベースを変更する場合)」に記載されている方法にしたがって、アプリケーションをメンテナンスモードへと変更してください。なお、Forguncy 6 Serverへとアップグレード後にメンテナンスモードの解除を行うには、Forguncy 6 Builderが必要となります(Forguncy 4 Builderでメンテナンスモードの解除を行うことはできません)。アップグレード後にすぐにForguncy 6 Builderを使用できない場合には、メンテナンスモードの代わりに、アプリケーションの中断機能を使用してユーザーによるデータの更新を防いでください。アプリケーションを中断する方法については、バージョン4のヘルプにある「アプリの開始と停止」を参照してください。

  2. Forguncy 4 Serverで運用しているアプリケーションの最新のデータを取得する。

    プロジェクトファイル(開発環境)側のデータベースを運用中の最新のデータと同じ状態にしておくために、[運用データベースの取得]を行います。バージョン4のヘルプにある「アプリケーションの更新(データベースを変更する場合)」に記載されている方法にしたがって、最新のデータを取得してください。

  3. 既存のプロジェクトファイル(FGCPファイル)のバックアップを作成する。

    アップグレードに失敗した場合を想定し、プロジェクトファイルのバックアップを作成します。運用しているすべてのアプリケーションのFGCPファイルをコピーして、バックアップを作成してください。

  4. Forguncy 4 Server上で運用しているアプリケーションのバックアップを作成する。

    アップグレードに失敗した場合を想定し、運用しているアプリケーションのアプリケーションのバックアップを作成します。バージョン4のヘルプにある「アプリのバックアップと復元」に記載されている方法にしたがって、アプリケーションのバックアップを作成してください。

  5. Forguncy 4 Serverに登録しているユーザーをバックアップします。

    Forguncy 4 Serverでユーザーやロール、組織情報などを登録している場合、それらの登録情報をバックアップします。バージョン4のヘルプにある「ユーザーアカウント情報のバックアップと復元」に記載されている方法にしたがって、ユーザー情報をバックアップしてください。

  6. Forguncy 4 Serverをバージョン6へとアップグレードします。

    本ページ内の「Forguncy Serverのアップグレード」に記載されている方法にしたがって、Forguncy 6 Serverにアップグレードします。

  7. Forguncy 6 Serverのライセンス認証を行います。

    運用ライセンス認証の手順に記載されている方法にしたがって、Forguncy 6 Serverのライセンス認証を行ってください。

  8. Forguncy 6 Serverでユーザーをバックアップから復元します。

    ユーザーアカウント情報のバックアップと復元に記載されている方法にしたがって、バックアップファイル(FUBAK)ファイルからユーザーを復元します。

  9. Forguncy 6 Builderをインストールします。

    Forguncy Builderのインストールに記載されている方法にしたがって、Forguncy 6 Builderをインストールします。なお、保守サービスのフリーアップグレードを利用している場合、開発ライセンス認証解除を行い、バージョン4のForguncy Builderをアンインストールする必要があることに注意してください。

  10. Forguncy 6 Builderのラインセンス認証を行います。

    開発ライセンスのライセンス認証に記載されている方法にしたがって、Forguncy 6 Builderのライセンス認証を行ってください。

  11. Forguncy 6 Builderでプロジェクトファイルを開きます。

    プロジェクトの読み込みに記載されている方法にしたがって、Forguncy 6 Builderで既存のプロジェクトファイルを開き、プロジェクトファイルをバージョン6の形式へと変換します。

  12. Forguncy 6 Builderでアプリケーションを再発行し、メンテナンスモードを解除します(Forguncy 4 Serverのラインセンス認証解除を行っていなければ、既存のForguncy 4アプリケーションはForguncy 6 Server上でも継続して動作しますが、アプリケーションのアップグレード後の動作の確認が済み次第すみやかにバージョン6のアプリケーションとして再発行することをお勧めします)。

    再発行の方法は二通りありますが、2を選択する必要がなければ1の方法を推奨します。

    1. アプリケーションとデータベースの両方を発行する

      手順2で運用しているアプリケーションの最新のデータを取得済みであり、運用中のデータベースを上書きしても問題ない場合、アプリの更新(データベースを変更する場合)に記載されている方法にしたがって、アプリケーションを再発行し、メンテナンスモードを解除してください。

    2. アプリケーションのみを発行する

      アプリの更新(データベースを変更しない場合)に記載されている方法にしたがって、アプリケーションを再発行し、メンテナンスモードを解除してください。この際、[サーバー上にあるデータベースを現在のテーブルで上書きする]のチェックが外れていること、および[発行後にメンテナンスモードを解除する]のチェックがついていることを必ず確認してください。