Forguncyアプリケーションが配置されるフォルダーや監査ログが出力されるフォルダーなど、各種パスを指定できます。
Forguncyアプリケーションを配置するサーバー側のフォルダーパスを指定します。ここで設定した内容は「GlobalConfig.xml」ファイルに反映されます。既定値は次の通りです。
Windows版 Forguncy Server | C:¥Users¥Public¥Documents¥ForguncyServer |
Linux版 Forguncy Server | /opt/ForguncySites/ForguncyServer |
注意:
アプリケーションの配置パスに指定したフォルダ内にForguncyアプリケーション以外のファイルやフォルダを配置しないでください。(手動でファイルやフォルダを作成することや、監査ログやファイルアップロードパスを同様の値にすることが該当します。)予期せぬ動作を引き起こす可能性があります。
ログの保存パスで設定した内容は以下の保存先として利用されます。
ここで設定した内容は「GlobalConfig.xml」ファイルに反映されます。既定値は次の通りです。
Windows版 Forguncy Server | C:¥Windows¥TEMP |
Linux版 Forguncy Server | /var/log/ForguncyServer/ |
クラウドストレージ連携機能を設定している場合に表示されます。サーバーローカルストレージ以外に変更することでファイルの格納先を該当のクラウドストレージに変更することができます。
画像アップロード型セルや添付ファイル型セルを使用して画像やファイル保存するようにした場合、既定ではForguncy Serverがインストールされているコンピューターの以下の場所にファイルが保存されます。
Windows版 Forguncy Server | C:¥Users¥Public¥Documents¥ForguncyServer¥<アプリケーション名>¥Upload |
Linux版 Forguncy Server | /opt/ForguncySites/ForguncyServer/<アプリケーション名>/Upload |
アップロードファイルの格納先を「サーバーローカルストレージ」以外に設定した場合 | /<アプリケーション名> |
本項目にパスを指定することで、アップロードされたファイルの保存先を変更できます。たとえば、Windows版のForguncy Serverで「D:\Files」に変更した場合、実際に保存されるフォルダーは次のようになります。
D:\Files¥<アプリケーション名>
なお、外部データベースの種類によってはリンクテーブルで画像をファイル名ではなくバイナリデータとして格納が可能です。その場合、ファイルはフォルダーに格納されないため本設定は影響を与えません。詳細はフィールドへのForguncyデータ型の割り当てを参照してください。
本項目で指定したパスに保存されるファイルのパスにはアプリケーション名が含まれます。したがって、このままでは複数のForguncyアプリケーション間でファイルをアップロード、および参照することはできません。
複数のForguncyアプリケーションで間で同じファイルを扱うには次の方法があります。
アプリケーション毎に個別の保存フォルダーを指定できるため、複数アプリケーションで同じフォルダにファイルを保存するように設定する
参考:アプリケーション毎の保存フォルダの変更は、アプリの設定にある「高度な設定」で行います。
外部データベースを使用し画像をバイナリデータとして格納する(画像ファイルの場合のみ)
注意:
保存フォルダの変更を行う場合、次のことに注意してください。
保存フォルダの変更はForguncyサーバー上で動作しているすべてのアプリケーションに影響します
アプリケーション個別で保存フォルダを変更する場合は、アプリの設定にある「高度な設定」で行います。
保存フォルダを変更した場合、アップロードファイルはアプリケーションのバックアップファイル(FDBAKファイル)に含まれなくなります。
保存フォルダを変更した場合でも、以前に保存されたアップロードファイルが削除されて自動的に指定したフォルダに移動することはありません。発行済みのアプリケーションが存在する場合には、以前の保存先からアップロードファイルを手動でコピーする必要があります。
保存フォルダは絶対パスを指定する必要があります。
指定するフォルダが"\\ANOTHER-PC\upload"のようなネットワーク上の共有フォルダである場合、Forguncy Server Serviceの実行ユーザーがそのフォルダに対するアクセス権を持っている必要があります。Forguncy Server Serviceは既定では「Local System」ユーザーによって実行されるため、実行ユーザーを変更する必要があります。Forguncy Server Serviceの実行ユーザーを変更する方法については、Forguncy Serverの実行アカウントの変更を参照してください。
同時接続のアクセスログが保存されるパスを指定します。ここで設定した内容は「GlobalConfig.xml」ファイルに反映されます。既定値は次の通りです。
Windows版 Forguncy Server | %temp%¥Forguncy¥ForguncyConcurrencyAccessLog |
Linux版 Forguncy Server | /var/log/ForguncyServer/Forguncy/ForguncyConcurrencyAccessLog |