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    ビューの作成
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    テーブルの一部のフィールドや複数テーブルを、抽出したり結合したりしてあたかも一つのテーブルのように見せることができます。ビューはSQL文で構成されるクエリによって定義します。

    参考:

    • 外部テーブルであるリンクテーブルに対してビューを作成することはできません。内部テーブルのみ扱えます。外部テーブルでビューを作成したい場合は、外部データベース側で作成して、それをリストビューの作成の手順で接続してください。

    • Forguncyで使用できるSQL文は、SQLite 3.32.1で使用できるSQL文に限られます。

    • ビューの値は参照のみになります。レコードの追加、更新、削除はできません。

    • 作成されたビューには、主キーが設定されていません。主キーが設定されていないとカレントレコードが特定できず、予期しない結果になることがあります。

    • たとえば、「Sum(整数フィールド1) as 合計フィールド」などのように集計関数などを使用して作成したフィールドは、型を特定できないためテキスト型として出力されます。

    • Forguncyのテーブルが持つ「最終更新日時」や「担当者」といった組み込みフィールドと同じ名称をAS句を使用した別名で使用しないでください。使用した場合、それらのフィールドに対してはForguncyの機能が正常に動作しません。また、Forguncy Builderにエラーメッセージ「テーブル「ビューの名称」には、重複した名前「フィールド名」のフィールドが含まれています。」が表示されます。

    ビューの作成手順

    1. ビューを新規作成

      [作成]→[ビュー]→[ビューの作成]をクリックすると、SQL文を定義するウィンドウが表示されます。

      true

      あるいは、ナビゲーションウィンドウの「テーブル」タブを右クリックし、「ビューの作成」をクリックします。

    2. ビュー名とSQL文の定義

      ビューの作成ダイアログでビュー名とSQL文を設定します。

      ビュー名は自動的に連番を付与された名前になります(「ビュー1」など)。必要に応じて名前を変更します。

      ビューの作成ダイアログの右側には、テーブル名と項目名が表示されています。この名前をダブルクリックすると、コード編集領域にそのテーブル名または項目名が挿入されます。

      SQL文を定義するコード編集領域では、入力したテキストを自動で補完するオートコンプリート機能が利用できます。オートコンプリートでは、キーワード、演算子、組み込み関数、組み込み変数、データベース構造に関連するキーワード、ASによるテーブルへのエイリアスの追加など、SQL文のコードを自動補完します。

      コード編集領域で右クリックして表示されるコンテキストメニューでは、コード編集やコードの整形を支援する機能が用意されています。

      SQL文に使用できるForguncyの要素

      タイプ

      使用範囲

      テーブル名

      すべての内部データベースのテーブル、およびビューを使用できます。

      項目名

      すべてのユーザーが追加した項目と、以下の組み込み項目を使用できます。

      組み込み項目:

      項目名

      SQLで使用できる項目名

      ID

      ID

      作成者

      FGC_Creator

      作成日時

      FG_CreateDate

      最終更新者

      FGC_LastModifier

      最終更新日時

      FGC_LastModifyDate

      状態

      FGC_State

      担当者

      FGC_AssignTo

      行バージョン

      使用できません。

      更新用ヘルパー

      使用できません。

      ヒント:ビュー作成後にビュー名を右クリックして[名前の変更]を選択することで、ビュー名を変更できます。 また、Excelと同じように、作業スペース下部のタブをダブルクリックすることでも変更できます。

    3. 主キーの選択

      SQL文を編集しOKをクリックすると 「主キーの選択」ダイアログボックスが表示されます。

      ビューには主キーが必要ですので主キーに設定するフィールドを選択して「OK」をクリックします。主キーは、カレントレコードの特定に必要になります。
      主キーを複数指定して複合キーを設定することもできます。

    4. フィールドのデータ型の指定

      必要に応じてデータ型を変更します。リボンの「テーブル ツール」 - 「フィールド」でデータ型を指定できます。

       

      ヒント:

      • 外部データベースのビューのフィールドでは、テキスト、ユーザーアカウント、添付ファイル、画像のみデータ型を指定できます。
      • 数式フィールドのデータ型は、リボンメニューでは変更できません。コンテキストメニューの「数式フィールドの編集」で変更します。
      • ワークフローで使用される「状態」などのフィールドはデータ型を変更できません。