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    レポートデータソース
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    レポートの作成前に、必要なデータソースを用意する必要があります。データソースは対象のテーブル、またはビューを指定することで作成します。データソースを作成することでレポート用のデータセットが自動的に作成されます。

    注意:

    レポートの構造上、複数のデータセットを同時に定義することは可能です。しかし、レポートはレポートそのものにデータセットを関連付けることで改ページを制御しています。

    ※ レポートに関連付けるデータセットはレポートオブジェクトの[データセット]プロパティで変更できます。

    そのため、レポートに関連付けたものとは異なるデータセットを直接レポート上に出力しようとすると、正しい結果が得られない場合があります。
    具体的には、以下の使用方法では正しい結果が得られません。

    • 伸長する(ページを跨ぐ可能性のある)データ領域を複数配置して、それぞれ異なるデータセットを関連付ける

      • Table

      • Tablix

      • List

    なお、以下の使用方法は複数のデータセットを使用しても正しい結果を得ることができます。

    • データ領域をネスト(入れ子)して配置する

    • Chartデータ領域を複数配置して、それぞれ異なるデータセットを関連付ける

    • Lookup/LookupSet関数を使用して、別のデータセットから値を取得する(詳細についてはその他を参照してください。)

    • レポートビューワでエンドユーザーが選択するパラメータにおいて、そのパラメータリストの値を異なるデータセットから取得する(詳細についてはレポートパラメータを参照してください。)

    • Tableデータ領域の[フィルタ]プロパティを使用して、レポートのデータセットに関連づいた値を用いてデータを絞り込んで出力する(例として複数明細の出力を参照してください。)

    レポートにデータソースを設定

    1. レポートを右クリックし、コンテキストメニューから[データソースの作成]をクリックします。

    2. [データソースの編集]ダイアログボックスが表示されます。

    3. データソースを「テーブルデータ」か「JSONデータ」のいずれかを選択します。

      テーブルデータ

      プロパティ名 説明
      データソース名 任意のデータソースの名前を設定します。
      対象テーブル データソースとして使用するテーブル、またはビューを設定します。
      データソースパラメーター [レポートのビューワ表示]コマンド、および[レポートのエクスポート]コマンドで受け渡すパラメーターを作成します。追加したパラメーターは、クエリー、および先頭レコードで変数として参照できます。
      選択

      テーブル、またはビューを選択した場合、すべてのフィールドが本領域に追加されます。必要に応じてレポートに不要なフィールドを削除したり、レポート側で使用するフィールドの名前を修正したりできます。

      フィールドの追加を選択するか、をクリックしてすべてのフィールドの追加を選択することができます。

      クエリー

      対象データにクエリーを設定します。本設定によるデータ処理はデータベース側で行われます。レポートアイテム内におけるフィルタとの違いについてはデータの絞り込みを参照してください。

      クエリー条件の設定方法は、[クエリー]コマンドの「クエリーの条件設定」を参照してください。

      先頭レコード 対象データに取得する先頭レコードを設定します。本設定によるデータ処理はデータベース側で行われます。
      並べ替え 対象データに並べ替えを設定します。本設定によるデータ処理はデータベース側で行われます。

      JSONソース

      プロパティ名 説明
      データソース名 任意のデータソースの名前を設定します。
      サンプルJSONデータの設定… サンプルJSONデータを設定することで、サンプルに存在するキー項目を選択肢として取得します。
      フィールドの追加

      サンプルのJSONデータが設定された場合、サンプル内にある項目がすべてフィールドとして追加されます。必要に応じてレポートに不要なフィールドを削除したり、レポート側で使用するフィールドの名前を修正したりできます。

      フィールドの追加を選択するか、をクリックしてすべてのフィールドの追加を選択することができます。

    データセット内の計算フィールド

    設定したデータソースから自動生成されるデータセットには、[計算フィールド]という機能が存在します。

    これはレポートの式を使用して計算した値をフィールドとして持つことができるフィールドであり、Forguncyのテーブルが持つ数式フィールドとほぼ同様の機能です。しかし、データベース上で処理が行われる数式フィールドに対して、計算フィールドはプログラム上で処理が行われるためパフォーマンスが劣ります。そのため、テーブルの数式フィールドを使用することをお勧めします。

    数式フィールドについては、数式フィールドの作成を参照してください。