Forguncy 10 オンラインヘルプ
アプリの開発 / ワークフローの作成 / 有効期限と通知
このトピックで
    有効期限と通知
    このトピックで

    ワークフローの設定で指定した「状態」には、それぞれ有効期限と通知が設定できます。各状態の時計マークをクリックして「期限とリマインダー」を設定することで、設定した期限に達した際にメールでリマインダーを送信します。

    1分間隔でリマインダーが必要な処理が存在するかどうかの確認が行われるため、分単位でリマインダーの期限を設定しても、送信されるメールは1分単位での精度となることに注意してください。

    注意:デバッグ実行時のリマインダー機能の動作

    設定されているリマインダーが送信済みかどうかの情報は、データベース内の内部フィールドで管理されています。開発環境であるForguncy Builderのデバッグの開始によりリマインダー機能の動作を確認する場合、リマインダーが送信されデータベースの内部フィールドが変更されても、「開発時のアプリケーション実行における更新データの保存設定」のダイアログは表示されません。これは本ダイアログの表示条件となるデータの変更対象に、内部フィールドは含まれていないためです。そのため、デバッグ実行において単純にリマインダーの送信を確認した状態でデバッグを終了した場合、開発環境のデータベース上ではリマインダーは送信されていない状態となるため、次回のデバッグ実行において再度リマインダーの送信が行われることとなります。

    本現象を回避するには、リマインダーの送信のほかに、データベース内の何らかのフィールドを変更し、「開発時のアプリケーション実行における更新データの保存設定」のダイアログを表示させて開発環境のデータベースにリマインダーが送信済みである状態のデータを反映させるようにしてください。

        

    プロパティ

    説明

    状態

    期限とリマインダーを設定する「状態」を選択します。レコードがここで設定した「状態」になると、設定内容に従ってリマインダーコマンドが実行されます。

    期限

    リマインダーの有効期限を設定します。

    • なし:有効期限はありません。これを選択すると通知は行われません。

    • 以下の時間が経過した時点:レコードが設定した「状態」になってから、このオプションで指定した時間が経過するまでリマインダーを有効にします。分、時間、日単位で指定できます。

    • 以下の日付/時刻型フィールド:テーブルの日付/時刻型のフィールド列を選択できます。たとえば、テーブルに「通知日時」フィールドを設けて任意の通知時刻を設定することで、レコードごとに通知期限をカスタマイズできます。

      注意:指定したフィールドに期限の値を設定するタイミングは、この[期限とリマインダー]が設定されている状態へと遷移するアクションが実行されるよりも前の時点である必要があります。

      たとえば、状態が「提出」から「申請中」へと遷移するワークフローがあり、「申請中」に[期限とリマインダー]を設定したとします。ワークフローは、アクションの実行前後にそれぞれコマンドを設定できますが、遅くとも「提出」アクションの実行前(左側)のコマンドで指定したフィールドに期限の値を設定する必要があります。アクション実行後(右側)のコマンドで期限の値を設定しても、リマインダーは機能しません。

    リマインダー

    [期限から以下の時間さかのぼった時点]をチェックし、期限が終了するどのくらい前からリマインダーコマンドを実行するかを設定します。分、時間、日単位で指定できます。

    リマインダーコマンドの実行タイミングを次のどちらかで指定できます。

    • 一度だけリマインダーコマンドを実行する
    • 以下の間隔でリマインダーコマンドを実行する:設定した期限を過ぎるまで、指定した間隔でリマインダーコマンドを実行します。分、時間、日単位で指定できます。

    参考:メール送信コマンドが失敗した場合、失敗してから(単位: 分)2、4、8、16、32、64...16384のルールに従ってメールの送信を再試行します。最大14回まで行います。

    リマインダーコマンド

    「コマンド」ボタンをクリックすると、以下のような「メール送信」コマンドを設定できます。設定値の詳細は「メール送信(サーバーサイド)」を参照してください。