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    メール送信
    このトピックで

    任意の内容をメール送信します。このコマンドの実行については コマンド(通常) を参照してください。

    参考:このコマンドを使用する前にメールサーバー(SMTP送信サーバー)を設定しておく必要があります。

    • アプリケーションの開発環境の場合、Forguncy Serverの運用環境の場合のいずれも、メールサーバーの設定を参照して設定してください。

    プロパティ名

    説明

    差出人

    送信者の電子メールアドレスを入力します。設定できる値は以下のとおりです。

    • 送信者となる電子メールアドレスの文字列。文字列で「taro.yamada@example.com」のように指定します。

      送信者のアドレスに表示名を設定したい場合には、「"山田 太郎"<taro.yamada@example.com>」のように指定します。

    • フォーム認証のユーザーの「ユーザー名」

    • をクリックして、セルの値を参照する数式を記載できます。ただし ワークフローの設定のコマンド内でメール送信コマンドに数式を使用する場合、セル参照には名前定義をしたセルの名前を使用してください。セルの名前の定義の仕方は、セルの名前定義を参照してください。

    • キーワードは以下のものが使用できます。
      • %CurrentUser% : ログインしているユーザー。ユーザーアカウントとして作成されたユーザーである必要があります。

    宛先

    受信先のメールアドレスを入力します。設定できる値は以下のとおりです。

    • 受信者となる電子メールアドレスの文字列

      複数の宛先を指定する場合、メールアドレスをカンマ(,)で区切るかたちで指定します。たとえば、abc@example.comとdef@example.comの2つの宛先を指定する場合、以下のようになります。

      abc@example.com,def@example.com

    • フォーム認証のユーザーの「ユーザー名」

      複数の宛先を指定する場合、メールアドレスをカンマ(,)で区切るかたちで指定します。たとえば、TaroとHanakoの2つのユーザー名を宛先に指定する場合、以下のようになります。

      Taro,Hanako

    • をクリックして、セルの値を参照する数式を記載できます。ページ上のセルを参照する場合、セルに名前を設定して指定します。なお、ワークフローバーを配置したページの全てに指定した名前のセルが必要です。

      ワークフローの設定のコマンド内でメール送信コマンドに数式を使用する場合、セル参照には名前定義をしたセルの名前を使用してください。セルの名前の定義の仕方は、セルの名前定義を参照してください。

    • キーワードは以下のものが使用できます。

      • %CurrentUser%:ログインしているユーザー。ユーザーアカウントとして作成されたユーザーである必要があります。

      • ワークフローの設定 の「コマンド」ボタンからメール送信コマンドを使用する場合、以下のキーワードを使用できます(ワークフローを使用するにはユーザーの追加が必要です)。

        • %HistoryPartner%:ワークフローの履歴に含まれる人

        • %AssignTo%:次の担当者

        • %ReleatedAssignTo%:「全員の承認が必要」を設定した場合の承認者すべて。承認者が3人(A,B,C)いた場合、3人に送信します。もしAが承認済みの場合、BとCの2名に送信します。

        • %Creator%:作成者

        • %LastModifier%:最終更新者

    をクリックすることで、テーブルからクエリー条件を指定して送信先を取得できます。

    クエリー条件の設定方法は、[クエリー]コマンドの「クエリーの条件設定」を参照してください。

    件名

    メールの件名を入力します。設定できる値は以下のとおりです。

    • 件名となる文字列。

    • をクリックして、件名に数式を使用できます。ただし ワークフローの設定のコマンド内でメール送信コマンドに数式を使用する場合、セル参照には名前定義をしたセルの名前を使用してください。セルの名前の定義の仕方は、セルの名前定義を参照してください。

    • キーワードは、「メール本文の編集...」をクリックして表示された画面右側のキーワードのリストから以下のものを使用できます。「ページ」のキーワードは使用できません。

      • 「ユーザーに関するキーワード」

      • 「日付に関するキーワード」

      • 「テーブル」に表示される項目を選択して追加される「%」でくくられたキーワード

    本文

    メールの本文を入力します。設定できる値は以下のとおりです。

    • 本文となる文字列。

    • 送信されるメールはHTML形式のメールになるため、文字列には一般的なHTML形式メールで使用できるタグが使えます。たとえば、改行したい場合は、<br>や<p>が使用できます (例)=A1&"です。<br>改行しました。"

    • 「本文に数式を使用する」にチェックを入れると、以下のように本文を数式で記載できます。

      ただしワークフローの設定のコマンド内でメール送信コマンドに数式を使用する場合、セル参照には名前定義をしたセルの名前を使用してください。セルの名前の定義の仕方は、セルの名前定義を参照してください。

      また、本チェックを有効にした場合、メール本文すべてを数式で記述する必要がある点にご注意ください。数式でない値が入力されている場合、本チェックは自動で無効となります。

    • キーワードは、「メール本文の編集...」をクリックして表示された画面右側のすべてが使用できます。本文では、テキスト、数式、キーワード、HTMLタグをサポートしています。

      ヒント:メール本文の編集ダイアログでは以下の機能をサポートしています。

      • 「 [= 」を入力すると、数式と変数のスマートヒントが表示されます。

      • 「 [% 」を使用すると、キーワードのヒントが表示されます。

      • HTMLタグの自動補完をサポートしています。

      • 右クリックすると、書式設定やその他の操作ができます。

    メール本文の編集

    右側のキーワードのリストを選択して、本文に含めることができます。

    「本文に数式を使用する」を設定していない場合にも、本文中に数式を含めることができます。例えば本文中に[=A1 + 1]や、[=TEXT(TODAY(), "yyyy-MM-dd")]のように「[]」で数式を囲うことで使用できます。
    もし[=]といった文字を扱いたい場合は、直前に「¥」を半角文字で記載します。
    例)\[=\]

    ページを選択する場合、ドメイン名の設定を行うことで、運用環境で公開したアプリケーションのページリンクを正しく埋め込むことができます。詳細は全般設定(サーバー管理ポータル)を参照してください。

    「本文に数式を使用する」をチェックしている場合、数式とキーワードは、最初に式、次にキーワード置換という順序で計算処理が実行されます。 このため、たとえば以下の赤字のように、キーワードの出張申請テーブルの出発日をTEXT関数を使用して書式変更しようとしても期待する結果にはなりません。

    メール本文例

    =TEXT("[%CurrentRow=(出張申請テーブル,出発日)%]","yyyy年mm月dd日")&"<br>"&TEXT("2019/02/22","yyyy年mm月dd日")

    出力結果

    2018/11/30 0:00:00 <----書式設定はされない(式が実行された後にキーワード置換されるため)。

    2018年02月22日 <----書式設定は正しく行われる。

    ワークフロー内のコマンドに「メール送信」コマンドを設定すると、利用できるキーワードに「コメント」が追加されます。

    メール本文にキーワードを追加し、フローバーにコメントを追加することで、送信メールにコメントの内容が表示されます。

    ワークフローで「メール送信」コマンドを使用する場合、「ページ」に関するキーワードで指定したページへのリンクには、アプリケーション実行時にメールを送信した際に選択されいるカレントレコードの情報も含まれます。ただし、カレントレコードの情報が含まれるのはワークフローを定義したテーブルのみです。

    [詳細設定を表示...]をクリックすることで次の設定を行えます。

    プロパティ名

    説明

    CC

    CCのメールアドレスを指定します。複数のCCを指定する場合、メールアドレスをカンマ(,)で区切るかたちで指定します。をクリックして、セルの参照や数式の入力も可能です。

    BCC

    BCCのメールアドレスを指定します。複数のBCCを指定する場合、メールアドレスをカンマ(,)で区切るかたちで指定します。をクリックして、セルの参照や数式の入力も可能です。

    添付ファイル

    テーブルの画像型、または添付ファイル型の値を設定することで、それらのファイルをメールの添付ファイルとして送信できます。ファイルパスを直接指定することはできないことに注意してください。 複数の添付ファイルがある場合は、「|」で区切ります。 たとえば、「=A1&"|"&A2」のような記載が可能です。

    重要度

    メールの重要度を「低」、「標準」、「高」の3種類から指定します。指定した重要度がどのように扱われるかは、受信するメールソフトによって異なります。Forguncyでは以下のヘッダー項目をメールに付加しています。

    • X-Priority

    • Priority

    • Importance

    テキスト形式で送信

    本チェックオプションをチェックした場合、プレーンテキスト形式のメールが送信されます。チェックしていない場合、HTML形式のデータとテキスト形式のデータの両方を持つマルチパートメールが送信されます。既定値は無効です。

    送信するメール本文、もしくは本文の一部を、セル参照などを使用してWebページ上からの入力を可能としているアプリケーションの場合、HTML形式ではなくテキスト形式での送信とすることを推奨します。詳細はセキュリティに関する推奨事項を参照してください。

    注意:[宛先]、[CC]、[BCC]に指定されたメールアドレスのうち、1つ以上のメールアドレスが不正な形式でなければ、メールの送信処理はエラーや警告の表示なしに行われます。この動作は、アプリケーション稼働後に追加されたユーザーアカウントのメールアドレスが誤っていることで、既存の処理が行われなくなってしまうことを回避するための意図した製品の動作です。

    ヒント:

    • 宛先にセル参照を使用し、参照先を「ユーザー選択コンボボックス型」のセルとすることも可能です。

    • 以下の条件を満たす場合、メールの受信者は送信元ユーザーのフルネームを確認できます。

      • サーバー管理ポータルで作成したユーザーにフルネームが設定されている

      • メールサーバーの「送信(SMTP)サーバー」が設定されている