Forguncyは、シンプルで小規模なアプリケーションから複雑な大規模システムに至るまで、幅広いアプリケーションの開発を可能にします。これらの多種多様なユースケースに対応するため、優れたユーザーインターフェース(以降、UI)やユーザーエクスペリエンス(以降、UX)、高度な業務ロジックを実装できるコマンド、ワークフローなどを標準機能として提供しています。
開発者は、コードを書くことなく直感的な操作性でUI作成やデータベース設計、業務ロジックの構築が可能です。しかし、標準機能だけでは対応できない特殊な要件や機能を実現する必要がある場合に対応できるように、Forguncyの多くの機能は拡張可能な形で提供されています。
Forguncyは、優れたUIやUXを実現するために多くの機能を提供しています。これらを使用することで、柔軟なフロントエンド開発が実現できます。
しかし標準機能では満たせない要件の実装が必要な場合には、以下にあげる拡張方法があります。
現代のWebサイトデザインの多くはJavaScriptを基盤としており、フロントエンドのUIもこれによって実装されています。JavaScriptによるコーディングを行える開発者は、UI制御やデータ入力規則の設定、動的な動作などを「カスタムJavaScript」を使用してカスタマイズすることが可能です。
各要素のスタイルやテーマは、アプリケーション全体に統一感のあるデザインを適用できます。ただし、特定の要素に異なるスタイルを適用したい場合は、CSSを定義して新しいスタイルを作成したり、既存のクラスを変更したりすることも可能です。また、外部CSSを参照してスタイルを適用することも可能です。
作成したCSSやJavaScriptの登録は「ライブラリJavaScript/CSSの登録」を参照してください。
Forguncyは外部システムとの連携機能を提供しており、開発者は既存のシステムや外部システムとForguncyアプリケーションを容易に連携できます。この連携機能は、カスタムWeb API、サーバーサイドコマンド、外部データベース接続などによって実現できます。
外部システムと連携する場合、認証と許可はセキュリティを確保するうえで重要です。そのため、外部システムがForguncyにログインする際には、認証プロバイダーやカスタムシングルサインオンによる認証を行うことを推奨します。また、Forguncyアプリケーションが外部システムの認証を必要とする場合、カスタムWeb APIを使用して、OAuth認証などの外部認証メカニズムを独自に実装し、呼び出すことも可能です。これにより、承認されたユーザーのみがシステムにアクセスできるようになります。
Forguncyは外部認証システムと連携できる認証プロバイダー機能を提供しています。以下3種類の認証プロバイダーがあり、各プロバイダーで認証されたユーザーをForguncyユーザーとして利用することができます。
カスタムWeb APIは、C#で実装され、サーバー上で実行される独自のプログラムです。ブラウザからはHTTPリクエストを介して呼び出すことができます。カスタムWeb APIを通じて、外部システムやアプリケーションとのデータ交換や特定の処理を実行できます。
Forguncyの標準機能では、SQL Server、Oracle Database、MySql、PostgreSQLなどの主要なデータベースに接続することができます。またODBC接続にも対応しており、さまざまな外部データベースと連携することが可能です。開発者は内部データベースと外部データベースを柔軟に組み合わせることで、複雑なアプリケーションを構築することができます。
さらに、ストアドプロシージャーの呼び出しコマンドやSQLクエリーの実行コマンドを利用することで、アプリケーションに必要な複雑なデータを効率的に扱うことができます。
Forguncyアプリケーションは、データやページを直接PDF、Excel、CSV形式にエクスポートできます。またExcel、CSV形式のデータをインポート可能です。さまざまなファイル形式に対応しているため、ファイルベースでのデータ連携を容易に実現できます。
プラグインにはForguncyで使用できるセル型とコマンドが用意されています。提供されているプラグインは、特定の要件に特化したUIの提供、追加機能の提供、外部サービスや外部システムとの連携などを可能にします。プラグインを使用することで、開発者は特定のビジネス要件に迅速かつ効率的に対応できます。
プラグインの例: Teamsメッセージ送信、HTTPリクエスト送信、ElementUI