Oracle Databaseに接続してリンクテーブルを作成する手順を示します。
[データ]リボンタブの[リンクテーブルの作成]ボタンをクリックします。
参考: すでに外部データベースの接続情報が作成されている場合、[リンクテーブルの作成]ボタンは次の図のようにドロップダウンボタンとなり、作成済みの接続情報が表示されます。
作成したいOracle Databaseへの接続情報がすでに存在する場合、その接続情報を選択することで手順2と手順3を省略してリンクテーブルを作成できます。なお、「SqlServer」や「SqlServer1」という名称は自動的に設定され、これらを任意の名称へと変更することはできません。
データソースに「Oracleデータベース」を選択して[続行]をクリックします。
参考: 最初に「接続設定」ダイアログが表示された場合は「データソース」の[変更]をクリックしてデータソースを選択します。
「接続設定」ダイアログを設定して[OK]をクリックします。
サーバー名 |
Oracleサーバー名を指定します。 |
データベースへのログオン |
ユーザー名とパスワードを指定します。 |
注意:Forguncyは64ビット版のOSのみをサポートしています。そのため、64ビット版のOracle Database Clientがインストールされている必要があります。
また、いずれのOracle Database Clientもインストールされていない場合、以下のダイアログメッセージが表示されます。
なお、上記のメッセージには「バージョン8.1.7以降」と表示されますが、このバージョン番号の情報は正しくありません。使用するOracle DatabaseをサポートしているバージョンのOracle Clientをインストールしてください。
詳細なプロパティ設定
[詳細設定]をクリックするとOracleデータベースに関する詳細なプロパティ設定ができます。
接続のテスト
[テスト接続]をクリックすると、設定内容でサーバーへの接続テストを実行します。
使用するテーブルを選択します。
テーブルの一覧が表示されます。左側のペインで使用するテーブルを選択して[>]ボタンをクリックして右側のペインに追加します。テーブル名をダブルクリックして追加することもできます。
この際、Oracleデータベースにビューが含まれている場合、それらはビュー名の後に「(ビュー)」という文字列が付加された形式で、一覧に表示されます。
ビューを選択した場合、[固有レコード識別子の選択]ダイアログボックスが表示されます。各行に対して一意となるフィールド、またはフィールドの組み合わせをチェックし、[OK]をクリックします。
注意: [固有レコード識別子の選択]ダイアログボックスでは、以下のデータ型のフィールドを選択しないでください。以下のデータ型のフィールドを選択した場合、データの追加、更新、削除はサポートされません。また、リストビューからレコードを選択してページを遷移するという動作がサポートされません。
BLOB
BFILE
RAW
INTERVAL YEAR TO MONTH
INTERVAL DAY TO SECOND
注意: Oracle Databaseのビューをリンクテーブルとした場合、Forguncyアプリケーションにおいてそれらのビューに対して参照だけでなく、更新も行うことが可能です。ただし、Oracle Databaseのビューにおける更新のための条件を満たしている必要があります。詳細についてはOracle Databaseのドキュメントを参照してください。
参考:
リンクテーブルを作成する際、Forguncyは接続先のテーブルから主キーが設定された列を取得しようとします。もし、主キーが設定された列が存在しない場合、ForguncyはNullを許容しない一意な列を探します。
ビューに設定した固有レコード識別子は後から変更が可能です。[ナビゲーション ウィンドウ]で対象のビューを右クリックし、[固有レコードの識別を再設定]をクリックします。
[OK]をクリックします。
次の画面が表示され、データベースの設定が完了します。なお、既定値として実在するレコードすべてを作業ウィンドウに読み込もうとします。このため、膨大なレコード数が存在する場合、遅く感じることがあります。この既定値はアプリケーション設定にある「外部データベースから取得するデータの上限レコード数」で変更することができます。
ヒント:
以下に記載がないデータ型はForguncyではサポートされません。
Oracle Databaseのデータ型 |
Forguncyのデータ型 |
---|---|
CHAR |
テキスト |
CLOB |
テキスト |
DATE |
日付/時刻 |
INTERVAL DAY TO SECOND |
時刻 |
NCHAR |
テキスト |
NVARCHAR2 |
テキスト |
NCLOB |
テキスト |
NUMBER(x, 0) |
整数 |
NUMBER(x, y) ※yが0より大きい場合 |
小数 |
RAW |
テキスト |
TIMESTAMP |
日付/時刻 |
TIMESTAMP WITH LOCAL TIME ZONE |
日付/時刻 |
TIMESTAMP WITH TIME ZONE |
日付/時刻 |
VARCHAR |
テキスト |
VARCHAR2 |
テキスト |