Forguncyのユーザー管理サービスを使用することで、アプリケーションの使用をユーザーやロール、組織ごとに管理できます。このユーザー管理サービスは、次の2つがあり、それぞれで設定が必要です。どちらか片方のみを設定しても、自動的に両方設定されたことにはなりません。
1.開発時ユーザー管理サービス
開発環境上でアプリケーションのデバック時に実行結果を確認するために使います。このサービスを使用するには「開発時ユーザーアカウント管理へのログイン」が必要です。
2.運用時ユーザー管理サービス
運用サーバー上でアプリケーションを運用する時に使います。このサービスを使用するには「ユーザーアカウント管理へのログイン」が必要です。
・「ユーザー」とは、アプリケーションにログインするアカウントを意味します。ユーザーを管理するには、ユーザー管理サービスで「ユーザーの追加」が必要です。
・「ロール」とは、「Administrator(管理者)」や「派遣社員」といった「役割」のグループを意味し、そのグループに属するユーザーが、アプリケーション上でどのような操作を行えるかを管理するために使用します。ロールを使用するには、ユーザー管理サービスで「ロールの追加」が必要です。
・「組織レベル」とは「支店」「部署」「チーム」といったような組織上の区分を意味します。
・ユーザーアカウント管理画面メニューの「組織」では、「A支店」「B支店」「営業部」「開発部」などのような個々の組織を、組織の構造に基づいて階層構造で作成し、各組織に「組織レベル」を割り当てることができます。そして、その組織に所属するユーザーをそれぞれに割り当てることで、組織単位でデータベースのアクセス権限を設定したりクエリーコマンドや条件分岐を設定したりできます。
上記の図を例に、具体例を説明します。
「事業部」という組織レベルをまず「組織レベルの追加」で作成します。
次に「組織の追加」で、階層構造化した組織を作成し、作成しておいた組織レベルを組織に割り当てておきます。そして組織に所属するユーザーを割り当てた場合、アプリケーション内で データ取得のキーワード の「%CurrentUser.事業部%」を用いると、そのユーザーが所属する組織が「A事業部」か「B事業部」か取得できます。
ワークフロー機能を使用する際に使用します。詳細は「ワークフロー機能の概要」を参照してください。