アプリケーションをForguncy Serverに発行します。
Forguncy
Builderで作成したアプリケーションは、次の2つの方法でサーバーに配置できます。
(1)Forguncy
Builderからネットワークを介して直接Forguncy Serverに発行する方法。ここでは、こちらの方法の手順を説明します。
(2)オフラインでアプリを配置するに記載の方法。
発行したアプリケーションは、既定ではForguncy Serverをインストールしたコンピューターの以下のフォルダーに格納されます。
格納先はグローバル設定により変更が可能です。詳細については、 グローバル設定 を参照してください。
1 [発行]→[サーバー]をクリックします。
2 「サーバーへ発行」ダイアログで必要な情報を設定します。
サーバー |
Forguncy
Serverがインストールされているコンピューター名(マシン名)、URL、もしくはIPアドレスを指定します。 |
ユーザー名 |
Forguncy
Serverのユーザー名を指定します。Windowsのユーザーではないことに注意してください。 |
パスワード |
ユーザーのパスワードを指定します。既定のユーザーアカウント「Administrator」の既定のパスワードは「123456」です。 |
ポート番号 |
デフォルトは「80」です。変更する場合はポート番号を指定します。指定可能なポート番号は、既定の80番と1025番から65534番までです。 |
アプリケーション名 |
アプリケーション名を指定します。アプリケーション名は最終的にユーザーが利用するアプリケーションの宛先URLの一部となります。アプリケーション名はプロジェクトファイルごとに保存されます。 |
上記の設定が終わったら[接続の確認]をクリックします。問題がなければ次のダイアログが表示されます。
発行時の動作をチェックボックスで設定します。
サーバー上にあるデータベースを変更する |
はじめて発行する際は、この設定に関わらずアプリケーションとデータのすべてが発行されます。 |
発行後にメンテナンスモードを解除する |
アプリケーションがメンテナンスモードになっていた場合、発行完了後にメンテナンスモードを解除します。メンテナンスモードではアプリケーションが停止している状態になるため、これを解除することでアプリケーションが開始されブラウザからアクセスできる状態になります。アプリケーションの開始と停止を手動で行いたい場合は、 アプリの開始と停止 を参照してください。 |
開発時ユーザーアカウント管理の登録情報を発行 |
開発環境で登録したユーザーアカウント管理サービスの情報を、運用環境であるForguncy
Serverに発行します。 |
設定を保存する |
このダイアログでの設定を保存します。 |
HTTPS |
HTTPSを使用します。あらかじめForguncy Server側でHTTPSの設定が必要です。 |
3 [発行]をクリックするとアプリケーションがForguncy Serverに発行されます。Webブラウザーにスタートページが表示されます。
(※スタートページがログインを必要とする設定の場合)
4 Forguncy Serverの実行アカウント権限を確認します。
発行したアプリケーションが正常に動作しているならば確認する必要はありませんが、 データベースへの接続が失敗しておりデータが正しく表示されないような場合は、権限の問題の可能性があります。
通常Forguncy
Serverのサービスプロセスは、そのサーバーコンピューターの「Local System」アカウントで実行されます。例えばアプリケーション内でSQL
ServerにWindows認証で接続していた場合、「Local
System」アカウントはWindows認証で有効ではないため、正しくデータが取得できません。このような場合は、Forguncy Serverの実行アカウントを変更するを参照して、Forguncy
ServerのサービスのログインをWindows認証が可能なアカウントに変更する必要があります。
この他に問題があった場合は、Forguncy Serverのトラブルシューティングを参照してください。
5 アプリケーションを確認します。
Forguncy サーバーマネージャーを起動して、発行したアプリケーションが一覧に表示されることを確認します(Forguncyサーバーマネージャーの起動は ユーザーアカウント管理へのログイン を参照)。