セル型のコマンド

ボタンが押されたらページを遷移する、特定のデータのみを抽出して表示するといった、ユーザーのアクションによって何かの処理を実行するには「コマンド」を使用します。コマンドは特定のセル型、およびページに対して設定できます。コマンドの設定画面で複数のコマンドを登録することができ、それらのコマンドは登録順に順次実行されます。ただし、一部のコマンドは、その後に他のコマンドを実行できないものもあります。詳しくは Forguncyの仕様と制限 の「コマンド」の項を参照してください。

■コマンドの実行タイミング

例えばセルにボタンのセル型を指定した場合、そのボタンをクリックしたタイミングでコマンドが実行されます。しかし、テキストボックスをクリックしてもコマンドは実行されません。このようにコマンドを設定するセル型の種類により、コマンドが実行されるタイミングは異なります。また、ページに設定した場合は、ページの読み込み時に実行されます。以下にそのタイミングを説明します。

●クリック時に実行されるコマンド 

以下のセル型にコマンドを設定した場合、そのコマンドはクリック時に実行されます。

●値の変更時に実行されるコマンド

以下のセル型にコマンドを設定した場合、そのコマンドは値の変更が確定されたタイミングで実行されます。セル型における変更の確定タイミングはセル型により異なっており、必ずしもアプリケーション利用者の意図する変更タイミングと一致しないことに注意してください。たとえば、テキストボックス型セルの場合、テキストボックスに文字列を入力しただけではその変更は確定されず、その後フォーカスがテキストボックスから外れたタイミングで変更が確定されます。

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「値の変更時に実行されるコマンド」が実行される条件となる値の変更とは、ユーザー操作による変更だけではありません。数式、データ連結、セルプロパティの設定コマンド、JavaScript APIなど、ページ読み込み完了後に行われるあらゆる値の変更により、コマンドは実行されます。

 

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JavaScript APIやセルプロパティの設定コマンドなどを使用して、1回のタイミングで2回以上連続して値を変更しても、「値の変更時に実行されるコマンド」は1回しか実行されません。

 

●ページの読み込み時に実行されるコマンド

右ペインの[ページ設定]タブにある[ページロード時のコマンドを編集] からコマンドを設定した場合、そのコマンドはそのページが読み込まれたときに実行されます。

●ワークフローのアクション実行前と実行後に実行されるコマンド

[ワークフロー]ダイアログにある「アクション」の左右の[コマンド]ボタンからコマンドを設定した場合、そのコマンドはワークフローのボタンがクリックされた際に実行されます。

■コマンド処理失敗時の動作

以下のコマンドは外部要因によりその処理に失敗する可能性があり、失敗時には後続のコマンドが実行されません。

■設定可能なコマンドの種類 

設定可能なコマンドの種類は、設定するセルが通常セルかリストビュー上のセルかによっても異なりますし、コマンドの実行タイミングによっても異なります。ここに記載しているコマンドの他に、プラグインを追加することでコマンドを増やすことができます。詳細は プラグインについて を参照してください。

コマンドの種類

ページ上のセル型

リストビュー上のセル型

(クリック時に実行されるコマンドのセル型のみ)

ページロード時

ワークフローのアクション実行前

ワークフローのアクション実行後

ページ遷移

ポップアップウィンドウの表示

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ポップアップウィンドウの終了

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テーブルデータの更新

Excelエクスポート(リストビュー)

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Excelエクスポート(ページ)

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PDFエクスポート

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クエリー

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条件分岐

レコードの移動

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メッセージの表示

JavaScriptコードの実行

メール通知の登録

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セルプロパティの設定

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並べ替え

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レコードの削除

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印刷

 ●

 -

 ●

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-

メール送信

繰り返し

リストビューデータの更新

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ファイルダウンロード

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Excelインポート

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リストビューデータの受け渡し

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CSVインポート/エクスポート

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フォーカス設定

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■コマンドの設定方法

コマンドを設定することで、ユーザーがボタンを押したりページが読み込まれたりした後にアプリケーションが実行する動作を指定することができます。

1 セル型の場合、右ペインの[セル型]タブ上にある[コマンド]をクリックすると下記の[コマンド]ダイアログが表示されます。ページロード時の場合、右ペインの[ページ設定]タブ上にある[ページロード時のコマンドを編集]をクリックすると下記の[コマンド]ダイアログが表示されます。

 

2 [コマンドの選択]をクリックして実行するコマンドを選択します。

コマンドの内容は下記を参照してください。


3 コマンドの詳細を設定します。

詳細はコマンドごとに異なります。

(例:テーブルデータの更新の場合)
 

 

■コマンドのコピー

既に設定した一連のコマンド設定とほぼ同じようなコマンド設定をほかのセルでも設定したい場合、セル型や書式はそのままにコマンド設定のみをコピーして貼り付けることができます。

1 コマンドをコピーしたいセルを選択し、[ホーム]リボンタブにある[コピー]ボタンをクリックします(またはCtrl + Cを押します)。

 

2 コピー先のセルを選択し、[ホーム]リボンタブにある[貼り付け]ドロップダウンボタンを展開し、[コマンド]を選択します。

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通常セルからリストビュー、またはリストビューセルから通常セルへのコマンドのコピーは無効です。また、コマンドのコピー操作に対して[元に戻す]、または[やり直し]を行った場合、正常な結果とならない場合があります。